私が担当している生徒さんで、

中学校3年間ずっと不登校だった生徒さんがいます。

 

不登校になるのには

それぞれいろいろな理由や背景があるかと思いますが

その生徒さんの場合は、小学校高学年の頃から

次第に勉強についていけなくなったことがきっかけでした。

自信をなくし、自己肯定感は下がりっぱなし。

気持ちも不安定で、家では自分への苛立ちを募らせ

Leadの授業にも来たり来なかったり・・・

 

でも、勉強に対する挫折感が一番大きいとわかっていたので

来てくれた時には、雑談もほどほどに

あえて淡々と勉強を進めました。

学校の進度に大体追いついたのは、中3のはじめくらいです。

すると、その生徒さんは適応指導教室に通い始め、

Leadでの授業も週1から週2に増やしたのです。

ちょっと頑張り過ぎじゃないかな?と心配しましたが

それから適応指導教室には毎日、Leadにも一日も休まず通い続けました。

 

そしてこの冬、しっかり受験勉強をこなし

私立高校合格を決めたのです!

 

受験の作文対策の中で、

「この3年間で学んだこと」というテーマの

作文を書いてもらったことがあるのですが

その生徒さんが書いた文章の一部を

本人の許可を得てご紹介します。

 

***

「僕はこの3年間で学んだことが2つあります。

1つ目は、人間はたとえ何かでつまずいても、

また立ち上がることができるということです。

(中略)

2つ目は、自分に合った場所が必ずあるということです。

中学校はあまり自分には合わないと思っていたのですが、

適応指導教室に行くと

自分に合った指導をしてもらえたので

毎日通うことができました。

(中略)

このように、この3年間学校は休んでしまいましたが

その3年間で学んだことは、

決して無駄ではなかったのだと僕は思います。」

***

 

とても真面目な生徒さんなので

学校に行けないことで随分苦しんだのだろうと思います。

でも、学校だけが全てではないこと、

自分の居場所は必ずどこかにあること、

人生いつからでも立ち上がれるということ・・・

きっとたくさんのことを学び、成長できたのですね。

その経験はこの先の人生でずっと、

自分を支えてくれるものになるはずです。

 

今は適応指導教室でできた友達と

春から始まる高校生活について

不安やワクワクする気持ちを

語り合っているようです。

 

3年前、Leadに初めて来た頃には先が見えず

ご両親も本人もとてもつらそうな様子でしたが

今の晴れやかな顔を見ると

本当に何一つ無駄なことはなかったな、と思えます。

それぞれのペースで

それぞれに合った道を見つければいい。

 

高校生活をスムーズにスタートできるよう、

これからも引き続き、しっかりサポートしていきます。