A:「到着が遅れて申し訳ありません、盆都(ぼんど)警視!ご連絡を頂いてから5時間もかかってしまって…!」
B:「いや、私こそ急に呼び出してすまなかったな、探偵メロディ」
A:「全然かまいませんよ警視!オレちょうどヒマでしたんで」
B:「じゃすぐ来い!自宅から車で10分かからん距離じゃないか!」
A:「まぁまぁ、とりあえず落ち着いて」
B:「おまえのせいで落ち着けんのだ!」
A:「ところでオレを呼んだのは、一体何故です?」
B:「あぁそれなんだが、恥ずかしながら我々警察ではどうしても解決できないことがあってな。ぜひとも君の知恵を借りたい」
A:「なるほど…もしや、また現れたのですか、ヤツが?」
B:「そうだヤツだ。怪盗二重奏が、今朝この田中邸に忍び込んだのだ!」
A:「そして彼の残したメッセージが解読できない…?」
B:「そうなんだよ…」
A:「それならお任せください警視。暗号ならこのオレが必ず、1時間以内に解きあげてみせますよ!」
B:「そうか、それは頼もしい!では早速、この手紙を読んでくれ!」
A:「どれどれ…
『拝啓 盆都殿、先日は都内の建設事業所の一斉抜き打ち捜索の日程を事前にお知らせいただき…』」
B:「あっ間違えたよメロディ君、それは一切気にするなハハハ!怪盗二重奏からのメッセージはこっちだ!」
A:「は、はぁ…
『無能な警察諸君に私から特別ヒントだ!ボクは下のクイズが示す先にアジトを構えている。ボクを捕まえたくば、がんばって解読に勤しみたまえ!
~問題~
<これが解けたら、あなたのIQはなんと124!>
サプリ温泉にイヌ、サル、キジ、桃太郎、阿藤快が訪れていました。
そこへ怪盗二重奏から1通の矢文が届きました!
「みんな温泉は好きなのかい?ではではいい旅を!」
さて、私は今どこにいるでしょう?』
…」
B:「な?意味不明だろ?」
A:「うぅ~む…『やぶみ』…『おんせん』…、いや、英語で『レター』、『スパ』…そして、『たび』…『トリップ』…あぁ!そうか!そうならば…よし!怪盗二重奏が残したメッセージ、今全て解読できたぞ!」
B:「なにぃっ?!本当かメロディ君!」
A:「えぇ!いいですか、これは連想ゲームを絡めた一種の符牒ですよ!盆都警視、『矢文』といえば何を連想しますか?」
B:「え?う~む…」
A:「いや、シンプルに考えてください!まず思い浮かぶのが『綾鷹』でしょ?」
B:「そりゃ『しぶみ』だ!」
A:「すなわち解読のキーは、まぁおわかりでしょうが『桃太郎』です!」
B:「おわかりでないよ!『やぶみ』スルーかい!」
A:「よってアジトは『東京都港区六本木4-11-11』、ここですよ!」
B:「なんで?!わけわからん!まぁいいや、おい高木!おまえ至急現場へ向かえ!」
C:「了解です!」
A:「警視、オレ達もここで道草食ってる場合じゃないです!急いで六本木へ向かいましょう!」
B:「うむ。よし、メロディ君、助手席に乗りたまえ!」
A:「いや、事態は一刻を争いますんで、警視は後ろでアジト周辺の地理などをお調べください!オレが運転しますよ!」
B:「いや、パトの運転を一般人にさせるわけにはいかん!」
A:「ですから、規則がどうのこうの言ってる場合じゃないでしょう!まぁそもそもオレはまだ運転免許とってませんが、そんなの今は…」
B:「ならなおさらムリだ!いいから左に乗りたまえ!
…(ピロロロ、ピロロロ)ちっ、ケータイが鳴ってやがる。メロディ君、すまんが代わりに出てくれ!」
A:「はい!…もしもし?」
C:「あっ盆都警視ですか?高木です!ただいま現場に到着しました!しかしここは…」
A:「どうされました?」
C:「ここ、ラーメン『一蘭』です!」
A:「えぇっ?!」
C:「ちょっと、一杯すすっていいですか?小腹が空いたんで」
A:「は、はぁ…」
C:「ではまた連絡入れますね!失礼します!(ブチッ)」
B:「メロディ君、誰からの電話だったかね?」
A:「高木さんです」
B:「高木か!現場到着の報告か?」
A:「えぇ、まぁ、いちおう…」
B:「よし、我々も到着だ。…てあれ?ここ、『一蘭』じゃないか!どういうことだ?まっとりあえず入るぞ!メロディ君、私の後について来て!」
A:「はい!」
B:「(ガラガラッ)どこだ怪盗二重…ん?高木!おまえ何悠長にラーメン食ってんだ!仕事せんかバカモンっ!」
C:「ちょ、ちょっとあと4分ほど、ハフハフ、待ってくださいよ、ずるずるるーっ!今はまだ、フーッフーッ、『味集中カウンター』で、ずるるっ、ラーメンに集中してるんですから!」
B:「なら仕方ねぇな…ん?おいメロディ君、あそこでうつむいたまんまの男は…!」
A:「あ、あれは…怪盗二重奏じゃなく、…『浪速の殺人ピエロ』クラウン木塚!おまえ、何故ここに?」
D:「そりゃあオレのセリフだメロディ!しかも警察と一緒に…?」
A:「…おまえ、まだ自首してなかったのか…?」
D:「当たり前だろ!殺し稼業はオレの転職だ!」
A:「それを言うなら『天職』じゃないのか?」
D:「あ、オレあんま漢字知らないんだ。ケニア人だから」
A:「えそうなの?!日本語うまいな!…と感心してる場合じゃなかった!
木塚、おまえ何が楽しくて殺しを続けるんだよ…?世の中に殺していい人間なんか、1人たりともいねぇんだよ!おまえだけは、…絶対オレが、ぶっ殺す!」
D:「なんじゃそら!」
B:「いいからとりあえず木塚、両腕出せ」
D:「ちっ、こりゃあ観念するしかねぇな…」
B:「…ふむ、上150に下95か…」
D:「血圧測定かーいっ!しかもオレ高血圧!」
B:「おっと間違えた。(カシャン)午後4時21分、クラウン木塚容疑者を殺人容疑で逮捕!」
A:「あぁ、結局怪盗二重奏はいませんでしたね…」
B:「まぁ思いもかけずあの連続殺人犯を逮捕できたのは大きな収穫だった。礼を言うよ、名探偵」
A:「しかし今回ばかりは怪盗二重奏に、見事にいっぱい喰わされてしまいました。まさか…、まさかあのメッセージが、単なるいやがらせだったなんて!」
B:「いやそれは『まさか』というより『やっぱり』だろ」
B:「いや、私こそ急に呼び出してすまなかったな、探偵メロディ」
A:「全然かまいませんよ警視!オレちょうどヒマでしたんで」
B:「じゃすぐ来い!自宅から車で10分かからん距離じゃないか!」
A:「まぁまぁ、とりあえず落ち着いて」
B:「おまえのせいで落ち着けんのだ!」
A:「ところでオレを呼んだのは、一体何故です?」
B:「あぁそれなんだが、恥ずかしながら我々警察ではどうしても解決できないことがあってな。ぜひとも君の知恵を借りたい」
A:「なるほど…もしや、また現れたのですか、ヤツが?」
B:「そうだヤツだ。怪盗二重奏が、今朝この田中邸に忍び込んだのだ!」
A:「そして彼の残したメッセージが解読できない…?」
B:「そうなんだよ…」
A:「それならお任せください警視。暗号ならこのオレが必ず、1時間以内に解きあげてみせますよ!」
B:「そうか、それは頼もしい!では早速、この手紙を読んでくれ!」
A:「どれどれ…
『拝啓 盆都殿、先日は都内の建設事業所の一斉抜き打ち捜索の日程を事前にお知らせいただき…』」
B:「あっ間違えたよメロディ君、それは一切気にするなハハハ!怪盗二重奏からのメッセージはこっちだ!」
A:「は、はぁ…
『無能な警察諸君に私から特別ヒントだ!ボクは下のクイズが示す先にアジトを構えている。ボクを捕まえたくば、がんばって解読に勤しみたまえ!
~問題~
<これが解けたら、あなたのIQはなんと124!>
サプリ温泉にイヌ、サル、キジ、桃太郎、阿藤快が訪れていました。
そこへ怪盗二重奏から1通の矢文が届きました!
「みんな温泉は好きなのかい?ではではいい旅を!」
さて、私は今どこにいるでしょう?』
…」
B:「な?意味不明だろ?」
A:「うぅ~む…『やぶみ』…『おんせん』…、いや、英語で『レター』、『スパ』…そして、『たび』…『トリップ』…あぁ!そうか!そうならば…よし!怪盗二重奏が残したメッセージ、今全て解読できたぞ!」
B:「なにぃっ?!本当かメロディ君!」
A:「えぇ!いいですか、これは連想ゲームを絡めた一種の符牒ですよ!盆都警視、『矢文』といえば何を連想しますか?」
B:「え?う~む…」
A:「いや、シンプルに考えてください!まず思い浮かぶのが『綾鷹』でしょ?」
B:「そりゃ『しぶみ』だ!」
A:「すなわち解読のキーは、まぁおわかりでしょうが『桃太郎』です!」
B:「おわかりでないよ!『やぶみ』スルーかい!」
A:「よってアジトは『東京都港区六本木4-11-11』、ここですよ!」
B:「なんで?!わけわからん!まぁいいや、おい高木!おまえ至急現場へ向かえ!」
C:「了解です!」
A:「警視、オレ達もここで道草食ってる場合じゃないです!急いで六本木へ向かいましょう!」
B:「うむ。よし、メロディ君、助手席に乗りたまえ!」
A:「いや、事態は一刻を争いますんで、警視は後ろでアジト周辺の地理などをお調べください!オレが運転しますよ!」
B:「いや、パトの運転を一般人にさせるわけにはいかん!」
A:「ですから、規則がどうのこうの言ってる場合じゃないでしょう!まぁそもそもオレはまだ運転免許とってませんが、そんなの今は…」
B:「ならなおさらムリだ!いいから左に乗りたまえ!
…(ピロロロ、ピロロロ)ちっ、ケータイが鳴ってやがる。メロディ君、すまんが代わりに出てくれ!」
A:「はい!…もしもし?」
C:「あっ盆都警視ですか?高木です!ただいま現場に到着しました!しかしここは…」
A:「どうされました?」
C:「ここ、ラーメン『一蘭』です!」
A:「えぇっ?!」
C:「ちょっと、一杯すすっていいですか?小腹が空いたんで」
A:「は、はぁ…」
C:「ではまた連絡入れますね!失礼します!(ブチッ)」
B:「メロディ君、誰からの電話だったかね?」
A:「高木さんです」
B:「高木か!現場到着の報告か?」
A:「えぇ、まぁ、いちおう…」
B:「よし、我々も到着だ。…てあれ?ここ、『一蘭』じゃないか!どういうことだ?まっとりあえず入るぞ!メロディ君、私の後について来て!」
A:「はい!」
B:「(ガラガラッ)どこだ怪盗二重…ん?高木!おまえ何悠長にラーメン食ってんだ!仕事せんかバカモンっ!」
C:「ちょ、ちょっとあと4分ほど、ハフハフ、待ってくださいよ、ずるずるるーっ!今はまだ、フーッフーッ、『味集中カウンター』で、ずるるっ、ラーメンに集中してるんですから!」
B:「なら仕方ねぇな…ん?おいメロディ君、あそこでうつむいたまんまの男は…!」
A:「あ、あれは…怪盗二重奏じゃなく、…『浪速の殺人ピエロ』クラウン木塚!おまえ、何故ここに?」
D:「そりゃあオレのセリフだメロディ!しかも警察と一緒に…?」
A:「…おまえ、まだ自首してなかったのか…?」
D:「当たり前だろ!殺し稼業はオレの転職だ!」
A:「それを言うなら『天職』じゃないのか?」
D:「あ、オレあんま漢字知らないんだ。ケニア人だから」
A:「えそうなの?!日本語うまいな!…と感心してる場合じゃなかった!
木塚、おまえ何が楽しくて殺しを続けるんだよ…?世の中に殺していい人間なんか、1人たりともいねぇんだよ!おまえだけは、…絶対オレが、ぶっ殺す!」
D:「なんじゃそら!」
B:「いいからとりあえず木塚、両腕出せ」
D:「ちっ、こりゃあ観念するしかねぇな…」
B:「…ふむ、上150に下95か…」
D:「血圧測定かーいっ!しかもオレ高血圧!」
B:「おっと間違えた。(カシャン)午後4時21分、クラウン木塚容疑者を殺人容疑で逮捕!」
A:「あぁ、結局怪盗二重奏はいませんでしたね…」
B:「まぁ思いもかけずあの連続殺人犯を逮捕できたのは大きな収穫だった。礼を言うよ、名探偵」
A:「しかし今回ばかりは怪盗二重奏に、見事にいっぱい喰わされてしまいました。まさか…、まさかあのメッセージが、単なるいやがらせだったなんて!」
B:「いやそれは『まさか』というより『やっぱり』だろ」