だいぶ前置きが長くなったが、自分が一番好きなアーティストであるラルクについて語りたいと思う。
「人は見た目が9割」とよく言われるが、ボーカルhydeの圧倒的ルックスは、もはや説明するまでもない。イケメンとか安易な括りにしてほしくないくらい、アニメや漫画からでてきたような美少年という言葉がぴったりハマる。さすがに今は50歳をすぎて、可愛いおじさんな雰囲気だが、98年頃の金髪ショートが個人的に全盛期だった。この数年もその頃に近い雰囲気を維持しているが、ラルクをあまり知らない若い世代には、全盛期のhydeさんを目の当たりにしてほしいものだ。
もちろん、ルックスだけでなく歌唱力、特に表現力に関しては類をみないくらいだと思う。地声、裏声、歪んだ声、囁くような声など、曲によって色んな歌い方を使い分けて、まさにバンド名のような虹色の歌声と思う。
あと、見た目と違い、ゆるい性格で、周囲から自然と慕われているような人だ。実際に芸能界でもhydeに憧れている人は多いようだ。
ギターのkenはラルクの曲を語る上では絶対に欠かせない要素であり、彼の曲がなければ、自分も含め、ここまでファンはついてこなかったと思う。タバコくわえてギター弾く渋い(痛い?)人という認識が強いが、普段は下ネタ連発するエロ親父みたいなキャラだ。そのギャップがまたいいのだが。
ベースのtetsyuyaは、ラルクのリーダーであり、個性の強いメンバーをまとめている。何事においてもバランスをとりつつ、頑固一徹な性格でもあると思う。
ドラムのyukihiroは、ラルクが唯一無二であるうえで、個性的なドラミングを持ち合わせている。前ドラマーが脱退後、後から入ったこともあり、他の三人(特にhydeとtetsuya)に合わせて、上手に付き合っている印象だ。
ラルクはロックバンド(ヴィジュアル系とも言われていた)が世間一般の認識だったが、これまたバンド名(フランス語で虹)のとおり、多種多様な楽曲がある。
これにはメンバー全員が作曲できるのが要因でもあるが、年々、メンバー個々の視野が広がっており、一人のメンバーだけでも多種多様な楽曲がある。ちなみにyukihiro以外の三人はそれぞれミリオンセラーを記録した曲が存在する。つまり、メンバー全員が優れたメロディメーカーで、大衆性も備えているということだ。
作曲者ごとの傾向を簡単にまとめるなら、hydeはロック、kenはダーク、tetsyuyaはポップ、yukihiroはマニアックといったところか。だが、その枠にとどまらないくらい、それぞれが年々、音楽的スキルと幅広い視野を持ち合わせ、ありとあらゆるジャンルをラルク色に昇華させている。
個人的にはkenの哀愁感漂う曲がツボである。
自分はカラオケ好きで、ラルクの特徴も理解しているつもりだが、どれだけ歌ってもhydeの表現力だけは真似できない。特にken曲はhydeでなければ表現しきれず、hyde以外が歌っても、ただただ気持ち悪いという印象を与えかねないと思う。
もちろんhydeより歌が上手い歌手はいると思うが、彼ほど表現力に秀でて、多種多様な曲を歌いこなすことのできる歌手は稀だと思う。
全盛期(1998年~2000年)はGLAYと並んで国民的ロックバンドだったが、音楽性は明らかに違っていたし、GLAYのほうが大衆受けしていて、ラルクはアンチも多かったと思う。
表現に語弊があるかもしれないが、両者を比較すると、GLAYは現実的で、ラルクは空想的
。この両者に限らず、世間(特に日本)で売れる音楽には「共感できる前向きな歌詞」「大衆性のあるメロディー」の二つが、名曲になる要因だと思う。
少なくとも、ラルクには「共感できる前向きな歌詞」があまりない。せいぜい、アニメのタイアップがついた時、アニメの世界観に合わせて前向きな表現を使うくらいだと思う。
ラルクの曲は「世間の共感を得る」のでなく「現実逃避した感覚に陥る」ことが多い。もちろんhydeやtetsuyaは「好きなことをやるには売れないと意味がない」と思っていたので、世間に合わせた曲も作っているが、個人的に好きなkenの曲には、そんな感覚はほとんどない。
だから「花葬」「浸食」「forbidden lover」のような暗い曲が巷で流れていた頃は痛快だった。
2012年以降は、年に一回あるかないかの活動以外は、ほとんど動いていない。だが、その年一回のライブで、毎回、セットリストにレア曲を組み込み、ファン(通称ドL)を喜ばせてくれているだけでありがたいと思えてしまう。
欲を言えば、来年30周年を迎えるにあたり、大掛かりなツアーや8年もの間、発売されていないニューアルバムを期待している。これはドエル全員の悲願だと思うが、彼らなら実現してくれると信じている。
今後は、ラルクの曲について深くレビューしていきたいと思う。
写真は自分の部屋に飾ってあるラルクコレクション笑

