大阪の、自家焙煎のコーヒー店でブログを書いています。コーヒー

今朝は「ピカソ、天才の秘密」展を観に、あべのハルカス美術館へ。今回は珍しく1人ではなく、黒ちゃんと。
美術館は1人で、なんて決めてましたが誰かと観るのも楽しいですね。ニコニコ
ピカソの生涯の作品を時系列でザッと見られただけではなく、ひとつひとつの内容も濃くて面白かったです。
その絵を描いた年齢が案内板に書き込まれていたのは助かりました。いつもは制作年だけが書かれている事が多くて、頭で計算しないといけなかったので。ほっこり

黒ちゃんとはそこで別れて僕は、知り合いから聞いてずっと気になっていた古本屋さんへ。

天神橋筋5丁目の「青空書房」本
もう90歳くらいの坂本さんという方がご自宅でされている古本屋さんです。
路地裏にヒョイと開いている扉。そこをくぐると本の山。土間から上がる感覚で靴を脱いで本と対峙します。
いろいろ手に取ったり読んだりしていると、何だか宝探しをしているみたいな気持ちになります。
オススメの本は、少しだけ手前に出ています。そのほかにもお手製のメッセージがあちこちに貼り付けてあります。
しばらく眺めて3冊を購入。
その時、目に飛び込んできたのが壁に貼り付けてあった坂本さんの書いた言葉。
「いい人になろうとしてはいけない。自然といい人になっているのがいい」
こちらをきっかけに2時間くらい話しました。
言葉の意味から話は広がって、本の話、作家の田辺聖子さんや筒井康隆さんの話。それに政治の話や生き方や考え方の話。ちなみに言葉の意味は、「いい人になろうとすると妥協する。人にただ、合わせるだけになる。それは良くない。大切なのは人の悩みや悲しみを理解することだと思います。」とおっしゃっていました。1言1言にも味わいと重みがあります。「お金持ちは思いやりを無くしがちだね。僕はね、貧乏をね、ブランドと思っているよ。」「お話の上手いひとは、笑いのツボを押さえているけれど、内容が薄くなってしまうことがある。面白くないけれど残る話もあるよね」「優しいという字には憂いが入っているでしょ。自分の中に憂いが無いと、自分のなかに苦しみや悲しさがないと人様の苦しさや悲しさを理解できないと思うね。」「自分は甘やかしちゃだめ。人には優しく自分に厳しく」
まだまだ話したいと思っていたところに、女性のお客様が慣れた声で「こんにちはー!」と、ご来店。(これは3人でお話する流れかな?)なんて予想していたら、
「大の親友が来たから、じゃ、これで」
なんて。ハイ。失礼しまーす♪

なんとも温かくて充実した時間になりました。行くまではちょっと緊張していたけれど、行って良かったー!!ニコニコ

お昼に立ち寄ったカレーのお店「カルダモン」もシンプルながら味わい深くて美味しかったです。

皆さんもいい1日になっていますように。
それでは、またお会いしましょう♪