伊集院のラジオでの発言からすると、「のはなし2」を書いてるっぽい。だとしたらすっごく嬉しい。
「のはなし」は、全部面白いんですけど、個人的に彼の少年時代の話とかが結構クるんですよねぇ。
非常にもうその~なんとも言えない感じになるんですよ。今まであんまりそういうのってなかったんですけど。
今一応このぐらいの年になってから見ると、子供がすっごい喚いてたりするのってくだらないことに思えますよね。
なんかちょっとおもちゃが手に入らないだとか何かが怖いだとか。
でもそういうのって今となって見るからくだらないんであって当事者のその子供からしてみればどれだけ大きい問題か。
大人に比べて情報の少ない子供にとってひとつひとつの物事が自分の世界で占める割合が大きいことを考えると、必死なんだよなぁと。自分の子供時代を思い返しても思います(※そんな言い方をするほど大人になれていないというのは置いておきます)
「あー……あいつにとっては本気の問題なんだよなぁ」ってしみじみと思うのが、今はなんだか面白いというかなんというか。
そういう感覚を掘り起こさせてくれるなんとも言えないものが「のはなし」にはあったんですよね。
例えば、幼稚園ぐらいのコが補助輪つきの自転車かなんか買ってもらって
「オレだけのだぞー!」って喜んで乗るわけです。
で、それ見せられたコは羨ましいから、後ろめたさを感じつつも持ち主のコがいない隙にこっそり乗っちゃう。
それを持ち主のコが見つけたときに、泣くんですよね。本気で泣いて激怒。
たかだか自分の自転車に乗られただけの話で減るもんでもないんだけど、そのコ(乗っちゃったほうも)の気持ちを考えただけでなんだかすっごく……なんとも言えない気分になります。
念の為。個人的には、子供は純粋無垢な存在でその心が良いとかそんなことを言いたいんじゃありません。
これも伊集院がよく言うところですが子供はそんな純粋でキレイな存在でもなくって、むしろ理性的な大人なんかよりよっぽどわがままで残酷でズルいと思っています。そのズルさの生々しさとかも全部含めてなんとも言えないのです(そのむき出しのズルさをある種純粋だと言えるのかもしれませんが、まぁ言葉遊びの感ありです)。
念の為その二。別に「のはなし」は「子供の気持ちを考えてなんとも言えない気分になる本」ではないと思われます。僕がそういう印象が強くあったってだけで。