桜も咲き始め、春を感じる季節になってきました。
3月末から4月にかけてル・ポワソンでは春のお菓子として魚の形をしたパイを販売します。
ポワソン・ダブリル 直訳すると4月の魚という意味です。
フランスではエイプリール・フールにあわせお菓子屋さんには魚の形をしたチョコレートやお菓子が並びます。
なぜ魚の形か??
諸説あるようなのですが面白い話として、この魚はサバをさしていて、サバは騙されやすいお馬鹿さんの代名詞とされているようです。
サバが馬鹿なのかは定かではありませんが、そういえば魚釣りに行ったときサバの群れにあたり、餌を付けなくてもバンバン釣れたような記憶があります。
その他には宗教的なまじめな説もあるようなので興味のある方は調べてみてください。
春のイベントとしてパック(復活祭)やポワソンダブリル(エイプリールフール)があるのですが、日本ではメジャーではないのでいまいち盛り上がりませんが、屋号がポワソンなのでポワソンダブリルは毎年販売しています。
しかしパイ菓子は4月のポワソンダブリルと10月のマロンパイの年に2か月しか販売していません。
パイをは作ってから成形するまで3日間ほど時間がかかってしまうのと、アトリエが小さいため室温管理が難しくパイをやる日は丸一日窯を使わない日を作らなければいけない為です。
ポワソンダブリル

ちょうど時期的に苺のお美味しい季節なので、パイにカスタードクリームをしぼり、たっぷりの苺とフルーツを飾った王道的な組み合わせのポワソンダブリルです。
プティ・ポワソン

ポワソンダブリルのプティガトーサイズです。
お馬鹿っぽい魚にみせるため、目の位置をずらして可愛く作るのがポイントです。
お客様はポワソンダブリルの由来は知らなくてもかわい~いと言って大評判です。