夏の贈り物に
白桃のゼリーを頂きました
白桃と聞くと
森茉莉さんの「贅沢貧乏」
「貧乏サヴァラン」がすぐに浮かびます
父親は医師であり大文豪の森鴎外、
その令嬢茉莉さんのエッセイです
群ようこさんが書いた「贅沢貧乏のマリア」
に至るまで
ずいぶん以前に読みましたが
「白桃と茉莉さん」と思うほど印象深くて
生きざまの美学に触れた一冊
この季節になると読み返してみたくなる一編です
これでも半分
たっぷりの白桃
透き通るゼリーで
「貴女の甘い香りと白さを守りましたよ」と言わんばかりに
口に含む直前にはとろけていきます
せつなくなるような食感なところも
白桃相手だからでしょうか
ゼラチンの栄養を語るより
美しさを愛で
食欲を煽る組み合わせ
寒天ではなくゼリーな魅力です
大義名分を遺憾なく発揮するおやつ道
セミの声で目覚め
暑い外出
まずは胃腸を労り
栄養補助を心がけたいと
白桃のゼリーに進言してもらったように思います
Tさま、夏の素敵な贈り物をどうも有り難うございました
とても美味しくいただいています
皆さま、3連休どうぞお健やかに
ブログにお越しいただきまして有り難うございます
ル・プティタンジュ