観光客で賑わっている二条城を横目にだれもいない場所

神泉苑
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能「鷺」
醍醐天皇が神泉苑に行幸になったときに鷺が羽を休めていた。
帝は召使いにあれを捕らえて参れと仰せられた。
召使いが近づくと鷺は飛び立とうとした。
召使いが「帝の御意なるぞ」と呼びかけると鷺は地にひれ伏した。
帝は大いに喜ばれ、鷺に「五位」の位を賜った。
以降、鷺は「五位鷺」と呼ばれ、謡曲にも謡われるようになる
(神泉苑HPより)

周りが静かであれば優雅な場所ですね。


夜の宿に向かいます。

バスで1時間ほど移動し、真っ暗闇の中を歩くと灯りが
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今宵のお宿に到着

大原です。

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味噌だれの鴨鍋。
マジウマ。
最強の味噌です。タレだけ飲んでも美味い!

一人旅には辛いことがあります。
広間で食事を摂るとなると、一人は私一人。皆さんグループで楽しい会話が弾んでます。自分が結構痛い。
このような場所にビジネスホテルはありませんから仕方ないのですが。


翌朝

三千院
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20年ぶりに来ました。

見て楽しめ落ち着けます。

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有名な写真スポットから

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神社とお寺の違い。

神社は張り詰めた空気に緊張感と畏怖に襲われます。が、しかし、清々しい気持ちになれる場所です。

お寺は、衆生を救ってくださる御仏様。なんとなく迎え入れてくださるように感じ安心できる場所です。庭園もすばらしい。


次に近隣の

宝泉院
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庭園がすばらしい。
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他も巡りたいと思ったのですが、ほとんどがお抹茶つき。
そんなに要らないので、ここだけにしました。



ちょっと離れます。

寂光院
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こちらも、20年ぶり
今となってはもったいないことですが、その当時の本堂は火災前。今は新しいものです。
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寂光院といえば建礼門院徳子。
平家物語の灌頂巻「大原御幸」
そして、能「大原御幸」
お能は平家物語をそのまま舞台化したようなもので、聴かせてくれます。眠たくなる舞もありません。


汀の池

法皇池の汀を叡覧あって、
「池水に、汀の桜散り敷きて、波の花こそ、盛りなりけれ」
ふりにける岩のたえまより、落ちくる水の音さへ、故びよしある所なり。緑蘿の垣まがき、翆黛の山、ゑにかくとも筆も及びがたし。
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当時のままの汀の池だそうです。

ここで法皇がこんなことを感じているところに、山から花を摘み帰った建礼門院が対面するわけですね。

どのような気持ちだったのか?
建礼門院の身を知るほど壮絶すぎて、心境の想像はできません。
法皇の方はと言えば?
若干のスケベ心はあったでしょうが。

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建礼門院御庵室跡

しみじみとした趣に浸り、大原の里を離れます。

続く