修業時代日記~第17話
199×年○月×日
めっきり冷え込んできた。
いつものようにエコール国立の授業が終わり立川から中央線で神田駅に向かう。
「う~~寒ぶっ!!」
バイクで銀座のアルバイト先に向かうが寒いので完全防備にする。
皮の手袋、ライダースジャケット、フルフェイスのメット、、、、、。
銀座に到着。
「おはようございます!!」
「今日もよろしくおねがいしますっ!!」
バイトの接客も大分慣れてきた。
ラストオーダーの時間が過ぎ、、、、
この日の営業が終わりに近ずいてきた。
よし、今日も頑張った!、、、、そう思った次の瞬間、、、、、、
<コツ、コツ、コツ、、、、、>
螺旋階段を誰かが降りてくる、、、、。
「あ、申し訳ありません。本日の営業は終了し、、、、、、」
、、、、と言いかけた次の瞬間、、、、はっ!!、、、、と気づき、、、、
「お~~~い!やってるか~~!!」
こ、この方は、、、、、
、、、、、、雑誌で見たことがある、、、、、。
A、、、、、Aピシウスの、、、、、T橋T男シェフ、、、!!
そ、そうか、、、シェフ、レンガ屋で修業していたって、、、、。
Aピシウス、、、、、日本を代表するグランメゾンだ。
その、グランメゾンのグランシェフが目の前に、、、、、。
う~~緊張するっ!!
席に着きワインを飲み始めた。
シェフと談笑している。
「この子は??」、、、、T橋シェフが言う。
「あ~~アルバイトですよ、辻調の、、、、。」
「じゃあ、料理人の卵か。」「おい、君、いい料理人になるにはいっぱい食べていっぱい飲まなきゃダメだぞ!」
「は、はい!!」
勇気を振り絞って言ってみる。
「こ、今度食事に伺ってもよろしいでしょうか?!」
「お~~!いいよいいよ!!是非来なさい!、、、、ただしジャケット、ネクタイ着用だぞ!(笑)」
「は、はいっ!」
シェフが言う、、、、、
「よし、じゃあ今度スタッフみんなで行こうか!」
そうして、、、、、
、、、、、、グランメゾン、Aピシウスへ食事に行くことになった。
、、、、、、、ジ、ジビエ食いて~~。