今週は、2本の三島由紀夫原作の映画を観てきました。
ひとつは、1958年の映画 『炎上』 。こちらは、三島由紀夫の
小説 『金閣寺』 が原作になっています。
『金閣寺』 は今年、横浜にオープンした 神奈川芸術劇場の
こけら落としとして、演出:宮本亜門、主演:森田剛 で舞台も
上演されたばかり。
映画 『炎上』 には、若かりし頃の女優・中村玉緒さんなども
登場します。モノクロながらも、金閣寺が炎上するシーンなど
大変迫力がありました。
それから、1957年の映画 『永すぎた春』 も 観てまいりました。
こちらも、同題の三島由紀夫の小説が原作です。
主演の 「T大法学部」に通う青年役、川口浩さんは
小説から受けるイメージそのものといった良い配役でした。
恋人役の若尾文子さんは、抱いていた小説の中のイメージとは
少し違いましたが、健康的で溌剌とした感じが、当時の日本映画の
女優さんらしく、とても爽やかでした。
『永すぎた春』 というのは、タイトルそのものが とても有名です。
これを機に、学生さんなど若い世代の人たちも、当時の
スタイリッシュ・ムービーとして 鑑賞していただけるといいな、と
思っています。
こちらの本は、昨年、三島由紀夫没後40年を記念して
初文庫化された幻の長編 『にっぽん製』で、同題の映画も
今回 上映されます。
まだ読んだことがなかったので、手に入れることができて
良かったです。著者が28歳の頃の作品です。