いやはや、相当迷走しております。

「つい一昨日、本格的にブログはじめます宣言をしたばかりなのに、もうタイトル変更かよ!」

 と、いまのところおそらくは唯一のこのブログの読者である同居人から、嘲りと叱責の混じった声が聞こえてきます。

 しかし、考えるにつけ、あのタイトルはいくらなんでもな感じがして、変更に踏み切りました。

『日々是闘争』……何かこう信念や思想とワンセットになった言葉のようで、信念とも思想ともはるかに縁遠い自分としては忸怩たるものがあるし、第一何か特別なことをしている人なんじゃないかと勘ぐられてもいやだしと、仕事も手につかないほど色々と考えていました。じゃあおまえはなんでそんなタイトルをつけたんだと訊かれれば、あっさりと、

「深く考えずにつけました」

 と、お答えします。もちろん、開き直っています。

 最初頭に浮かんだタイトルは『日々是平安』でした。すると、そのタイトルを見た同居人が、

「あら、その名前のブログならこの前見たわよ」と、言われて、あっさり却下。

 次に考えたのが、『日々平安』。するとまたまた同居人が、

「椿三十郎なの」と、隣から思いっきり嘲笑うかのような顔で見ておりまして……『日々平安』は言わずと知れた我らが黒澤明の傑作「椿三十郎」の原作ですね(今度青島刑事でリメイクされるあれです、ちなみに原作は山本周五郎)。でまあ色々と考えて、これも却下。

 ぼくの場合、まとまったことを考えるのはどうも苦手で、考えるということそのものが、何かこう迷走しているようなところがあります。たとえば今回、なにかいいタイトルはないものかと考えているとき、ふと昔読んだ平井和正さんの小説のあとがきを思い出したわけです(平井和正さんは自分であとがきを書く人でした、幻魔大戦を書き始めてから読んでいないから、いまもそうなのかどうかわかりませんが)。

 あれは多分、「リオの狼男」だったと思いますが、もしかすると「人狼地獄変」だったかもしれません。が、とにかくその後書きの中で平井さんはこう言っています。「人をほんとうに熱中させるのは趣味だ」と――それがどういう文脈の中で語られたかは省きますが、その一文を思い出したとき、思わずぽんと膝を一打ちして、

「そうなんだ、これは趣味なんだ」と、考えたわけです。

 そこで今回のタイトル

『Gitanの趣味』

 というタイトルにしたけです。このブログは、ようするにぼくの趣味を書き連ねてみようという気分もあるわけで、「Gitan」はともかく(笑)「趣味」については、まあそう外れてもいないだろうと――。

 そんなわけで、タイトルは変わりましたが、内容は変わりません。

 てか、変わりようがない。

 そんなわけで今後ともよろしく。