主婦の時間
泣けるドラマや映画をみると
感情が高ぶり、目頭が熱くなる。
もう我慢できない、涙が・・・涙がでる・・・という時に
タッチの差でシゲくんが先に泣き出す。
「おーうおうおうおう」と、
オットセイのような泣き声で泣く。
それがちょっと面白い。
映像の逆まわしのように
今、頬を伝おうとしていた私の涙は目の奥に戻り、
高ぶる感情はすーっと冷める。
そんな夫のオットセイの泣き声。
夜のお茶時間。
幸せのひと時。
少しだけ、本を読む。
この人の本は買うまでもないかな・・・と思ったのに
また湊かなえの本を買ってしまった。
ドロドロしい話が、好きなんだ、私は。
朝ごはん。
ピアノの先生の勧めで、クラシックをかける。
時間との勝負の朝ごはん作りも
専業主婦の今、気持ちにゆとりを持って作ることができている。
夜ごはん。
日本酒をちょっとだけ飲む。
先日教わった牛のたたきを早速作って
母に電話して、昔よく作ってくれていた揚げかまぼこの作り方をきく。
白身魚のすり身に、繊維野菜をいっぱい入れて作ったかまぼこは
「おばあちゃんの味がする。」と子供達が言った。
ひとつひとつの家事に
気持ちを込めて取り組めることが、とても幸せ感じます。
月に1度くらいしか活用しない石窯にも火を入れてピザを焼いたり、
ノラ猫の視線を感じて、しばし見つめ合ってみたり、
面倒くさいな・・・と思っていた窓のサッシを綿棒で掃除したり。
普段できないことに
気持ちが向く。
羊毛家族も少しずつ増えています。
3月7日に吉祥寺で羊毛カバンを開くときは
私ワールドいっぱいにして、皆さまに見ていただきたいと思います。
さて、パソコンはおしまいにして
羊毛机に向かいましょう。




