金曜は婦人科診察の日。
午後から叔父の葬儀に参列するため大急ぎで病院へ。
傍大動脈リンパ節は腫大しているけれど、夏に撮った画像と比べてサイズに変化はないので経過を診ていくとのこと。
その後、甲状腺外来を受診し、会計で診療費を支払おうとウォレットチェーンを開けたところ、入れたはずの2万円がない！
なんで？なんで？
のに！！！
茫然自失の私を訝しげに見る会計のお姉さん。
ハッと我にかえり、慌ててお金を下ろし支払いを済ませるも頭の中は「？？？」状態。
最後に諭吉さんを確認したのは水曜の晩。
その日の早朝に旅立った叔父さんの供花にと財布に入っていた諭吉さん3枚から1枚を抜き出し、母に渡したところまでは覚えているけど、その後の記憶は一切なし。
翌木曜日は昼間は仕事、夜は通夜で財布を出したのは、お昼ご飯を買うために行ったコンビニのみ。
お昼ご飯は小銭しか要らなかったから、諭吉さんが鎮座していたかどうかも全く覚えておらず……。
神隠しかっ！！！
父と母の慰めも全く耳に入らず。
お金が無くなったことは勿論ショックだけど、それ以上に記憶がないことがショックというか。
ここ最近、いろいろ忘れっぽくなったと自覚はあったものの、「大恋愛」の尚ちゃんよろしく付箋をあちらこちらに貼ることで仕事も普通にこなせていたし、お金関係のことはしっかり覚えていたからケモブレインじゃない！大丈夫だって思ってたのに。
全然ダメじゃん！
ちなみに、こちらが神隠しに遭ったウォレットチェーン。
実は、購入時からスナップボタンが甘く、おフランス製はダメねーと思いながら使い続けていたけれど、まさかこんなことになるなんて！
こんなことなら供花のお金を出した時に生活費として残りの2万円も渡しておけばよかった。
お札もメインポケットじゃなくて蓋部分にあるファスナー付きのポケットに入れておけばよかった。
いや、それ以前に修理に出しておけばよかった。
どれだけ嘆いても後の祭り。
全然記憶がないんだから、家のどこかに置き忘れてて、ひょっこり出てくる可能性も無きにしも非ずだけど、家探ししても見つからないところを見ると期待薄。
とりあえず、鳥獣戯画するまでには立ち直ったし、警察に届け出られる可能性も低いだろうし、願わくば困っている人に拾われているといいな。
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