トウシューズのあれこれ | La Chasseuse de rêve

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スターダンサーズバレエ団の渡辺恭子です。
多くの方にバレエへの関心を持って頂きたく、
自分なりの発信に挑戦したいと思い、始めました。
温かくお見守り下さい。

おはようございます!

WBCが熱いですね。

今日の決勝もどういう結果になるか気になります…!


さて私はというと、相変わらずトウシューズとあれこれしながら向き合う日々です。

昔は、正直どれでも良いと言っても過言ではないくらい、新しいそのまま履く方が楽にすら思っていました。

その当時はブロックUKの私専用のオーダーなのもあったせいか、それで大丈夫だったのかも知れませんし、今ほど重心について感じていなかったのかも知れません。

今は、行きたい重心の場所ではポワントが安定せず、ポワントが安定する場所にすると、引いて立つような場所になり、気持ちが悪く。

また今までトウシューズの先をかがってきたのに、ブロック セレナーデは益々針が入りづらくなり…

太い刺繍針で縫っているものの、何本折ったり曲げているやら。

そして、きちんとかがえないので、そこからぼろぼろになり、本番には使えないのが何足になるやら。

この物価上昇のタイミングで、このような事ばかりで悩ましかったので、あえて挑戦したのは、先をかがらない!

ずーっとやってきた事であるので、やはり感覚は変わります。

またソールの釘を抜いていましたが、それもしない。

あえての加工をほとんどしないトウシューズで、今トライしてみています。

やはりかがっていたのは音がうるさくならないようにでもあったので、履いてみて、靴音が気になる…のがまず感じる事。

では、それに対して何が出来るか?

となると、ひたすらトンカチで叩く。

叩く加減も大事だし、叩く場所もあれやこれや、と何職人だろう?と我ながら思うほど。笑

これが今の私にベストなのかはまだ分かりませんが、暫くこんな風に様々な事を試してベストを見つけたいです。

↑先日のチャコットさんで。


トウシューズっていつになっても難しいですね。