意外に王道なクラシックの作品経験が少ない私。
勿論全くではなく、キトリでは1幕の登場シーンのヴァリエーション、ドルシネアだけは経験してはいるのですが団員の同年代達と比べると圧倒的に経験は少ないです。
でも考えてみると、フランスにいたからこそ、学べたと思える作品も幾つかあります。
日本では決して練習しなかっただろうと思うもの…
ローラン・プティ「カルメン」「ノートルダム」
セルジュ・リファール「白の組曲」「les mirages」「ロミオとジュリエット」
ジェローム・ロビンス「四季」
ハラルド・ランダー「Études」
ローラン・プティ作品やリファールの「les mirages」はドミニク・カルフーニさんに習いました。
そんな経験が出来たなんて、本当に贅沢です。
あとはジョン・ノイマイヤーの「Badinerie」
当時まだコンセルヴァトワールにまだ在籍はしておらず、
私立のバレエ学校に通うただの外国人学生でした。
ノイマイヤー作品を、まして国際コンクールで踊る、となれば勿論許可を得ずには出来ません。
当時習っていた元オペラ座のエトワール、アッティリオ・ラビスがノイマイヤーに直筆のお手紙を書き、許可がおりました。
(16歳の時)
難しい作品ですが、可愛くて大好きなヴァリエーションです。
難しい作品ですが、可愛くて大好きなヴァリエーションです。
またいつかリベンジしたい気持ちもあります。
改めて…幸せな経験でした。
あとは、マッツ・エックの「アパート」
特に今やエックが作品を封印してしまいましたから学生ながらも指導を受け、踊れた事、本当に幸せに思います。
フランスにいたからこそ出来た作品は沢山ありました。