
■ 月一滴 *The photograph is an image.

■ 枡酒 *The photograph is an image.
一人酒 すゞろ寄り添ひ 更ける夜の
くどくる月の ひとしづくかな
中秋の名月候付、月をば愛でつゝ一人酒をば酌み居り候。
之、今宵くどくる月の一滴かと思ひ候へば、何とも色気有之候哉。
日本酒には塩が好く合ひ候也。
月(つき、英: Moon、羅: Luna)月とは、地球の唯一の衛星(地球を回る天体)である。太陽系の衛星中で5番目に大きく、地球から見ては太陽に次いで明るい。
古くは太陽に対して太陰とも、又、日輪(=太陽)に対して月輪(がちりん)とも云う。
太陽系の中で地球に最も近い自然の天体であり、人類が到達した事のある唯一の地球外天体でもある。
地球から見える天体の中では太陽の次に明るく、白色に光って見えるが、これは自ら発光しているのではなく、太陽光を反射したものである。
概 要
月は天球上の白道と呼ばれる通り道をほぼ4週間の周期で運行する。白道は19年周期で揺らいでいるが、黄道帯と呼ばれる黄道周辺8度の範囲に収まる。月は、ほぼ2週間ごとに黄道を横切る。
暦と月の関係は近代に至るまで密接であった。「月の満ち欠け」を元に決めた暦は太陰暦と言い、地球から月を見ると月の明るい部分の形は毎日変化し、約29.5日周期で同じ形となっており、この変化の周期をもとに暦を決めたものである。
歴史的に見れば、元々太陰暦を採用していた地域の方が多く、現代でも太陽暦と太陰暦を併用している文化圏がある。
日本でも、明治5年迄は太陽太陰暦を主として使用していた。
明治5年に公的な制度を変えた段階でこれを「旧暦」と呼ぶようになったが、その後も長らく旧暦のカレンダーは販売され、両方を併用する人々は多かった。
因みに、日本語では暦を読むことを「月を読む」「ツキヨミ(ツクヨミ)」「月読」と言った。暦と言えば近代まで太陰暦であった為、暦を読むとは、即ち月を読むことであった。
月 食月食とは、地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月に掛かる事によって月が欠けて見える現象の事である。日食と違い、月が地平線より上に見える場所であれば地球上の何処からでも観測出来る。
月食の連続写真動画全ての部分が本影(地球によって太陽が完全に隠された部分)に入る場合を皆既月食 (total eclipse)、一部分だけが本影に入る場合を部分月食 (partial eclipse) と言う。
尚、月食は望(満月)の時に起こる。
月の影響
月の重力は地球に影響を及ぼし、潮の満ち引きを起こす(潮汐作用)。尚、月よりも格段に大きい質量を持つ太陽も潮汐作用を起こし地球に潮汐力を及ぼすが、地球からの距離が月より遠距離にあるため、その影響力は月の力の半分程度である。
月 見月見は主に旧暦8月15日から16日の夜、日本では旧暦9月13日から14日の夜にも行われる。
古くから中国や日本では月を愛でる慣習があるが、名月の日に月を鑑賞する風習の始まりは、唐代の頃からということしか分かっていない。
宋代の『東京夢華録』には身分に関わらず街を挙げて夜通し騒ぐ様子が記録されている。
この風習が貞観年間(859年-877年)の頃、日本の貴族社会に入って来た。
平安時代の月見は徐々に規模が大きくなり延喜19年(919年)には宇多法皇が日本独自の十三夜の月見を催したが、当時の日本での月見は詩歌や管絃を楽しみつつ酒を酌むといった雅味な催しで、庶民とは縁のないものだった。
室町時代に入ってからも名月の日は続いたが、遊宴としては簡素になり、室町後期の名月の日には月を拝み、お供えをする風習が生じていた。
『御湯殿上日記』には後陽成天皇が茄子に開けた穴から月を見て祈る「名月の祝」という祝儀の様子が記録されている。
月見が世俗化した江戸時代前期の記録によれば、十五夜の日は芋煮を食べて夜遊びをするのが一般的であった。
その頃の庶民の月見には月見団子などの供え物の記録は見られず、家庭で供え物が行われるようになったのは中期以降のことと見られている。
江戸後期の風俗記録である『守貞漫稿』には、十五夜の日は文机で祭壇を拵え、江戸では球形の、京阪ではサトイモの形をした月見団子を供えると記録されている。
日本の伝統「古事記」では黄泉の国から戻ったイザナギが禊を行った時に右目を洗った際に生まれたツクヨミ(月読の命)が月の神格であり、夜を治めるとされる。同時に左目から生まれたのがアマテラス(天照大神)で、太陽の女神である。
「竹取物語」では竹から生まれた絶世の美女『かぐや姫』が、自らを月の出身と明かし、やがて迎えに来た使者に連れられ月へと帰って行く。
他に、「今昔物語集」の天竺部に記されている「三獣、菩薩の道を修行し、兎が身を焼く語(こと)」という説話の結末で、帝釈天が火の中に飛び込んだウサギを月の中に移したとされており、日本では月にはウサギが住んでいるという云い伝えがある。
季語としての月
月は、春の花に対して、秋の季語である。また、秋の月を賞し、月に物思う心は古くから和歌に詠まれている。
・木の間より もりくる月の かげ見れば 心づくしの 秋は来にけり
(詠み人知らず 「古今和歌集」)
・月見れば 千々にものこそ かなしけれ 我が身ひとつの 秋にはあらねど
(大江千里 「古今和歌集」)
■ 参考文献
・月のきほん(誠文堂新光社/白尾元理)
・月の科学(ベレ出版/青木満)2008年。













