5月僕には幾つかの疑問があった.
父と二人きりになった時に疑問をぶつけてみた.
父を傷付けることだとしても確認しておきたかった
ことがあった.
僕が話し終えたあと父は違うとだけ言った.
納得がいかず更に父に疑問を投げた.
・それがどうであろうと現状何か問題があるのか?
・お前を捨てた者に今更何の用がある?
・これからも俺の息子だ.イヤか?
全てが疑問系で返ってきた.
僕は忘れることにした.
幼少期の悪夢は父が全て飲み込んでくれた.
日が経って落ち着いてから妹に漠然と
父さんは全てを飲み込むんだなと話した.
妹は飲み込んだあと胃を取ったからもう何もない,
私達はお父さんの子供だと言って舌を出して笑った.
双子の片方は実家に戻ってきた頃から
もう悪夢は終わった,何もなかった.
と話している.
こだわり過ぎたのかもしれない.
忘れようと思う.
もう二度と悪夢の話はしないと自分に誓った.
そのことをメモとしてここに残そうと思った.
フラフラしてる父を見てどうしたのかと
聞いたら目眩と頭痛が酷いと言う.
今日の担当は兄なので直ぐに連絡をする.
19:20から父の点滴が始まる.
どうしてか兄と静かに見守る.
兄は現状入力をしながら
自分のことは言わず他人の心配ばかりしてるからだ.
と怒ったように言ったので振り返ってみると
兄の目は充血していた.
点滴が終わる頃には目を覚まし
何事もなかったように満月だと騒ぐのだろうと
そんなことを考えながら月を見ていた.
