高卒後、上京した私は、

 

東京で姉と住むことになった。

 

 

 

それまでの18年間、

 

親元で、姉がいたときは、6人家族で暮らしていたが、

 

姉妹2人だけの、

 

今までとは違った世界。

 

 

 

 

土地も、環境も、まったく違うところで、

 

英語の専門学校へ通うという、

 

田舎にいたときとまったく違う生活。

 

 

 

 

そのような生活環境の中、

 

(これも今思えば、主の導きなのだが)

 

 

 

 

私の心に、

 

ある問題(質問)のようなものが、浮上してきたかお

 

 

 

毎日、ニュース番組を見ては、

酷い事件が報道されている。。。

 

 

 

 

「果たして、

この世に、神様はいるのだろうか?」

 

 

 

それまで、

 

こんなことを考えたこともなかった。

 

 

 

今までずーーっと忘れていた宿題を

突然、思い出したような、

そんな心境になったひらめき電球

 

 

 

 

 

なぜかわからないが、

急に、この質問の答えが知りたくなった。

 

 

 

 

かといって、

 

誰かが教えてくれるわけでもない。

 

人に聞いたって、あてにはならない。

 

天から答えが降りてくるわけもない。

 

 

 

そう思って、

 

上京した何ヶ月か、過ごしていたが、

 

 

 

しばらくすると、

 

私は、その問題(質問)に対して、

自分なりに、答えを出していた。

 

 

 

酷い事件、悲惨なニュースを目にしては、

 

 

 

「やっぱり、神様はいない。

 

いたら、こんな不平等はない。」

 

 

 

と。

 

 

 

 

そんなある日のこと。

 

 

 

帰途に着くため、商店街を歩いていると、

 

2人の若いアメリカ人青年が、人と話をしていた。

 

その手には、

 

 

「モルモン経(書)」があった。

 

 

 

 

 

私はすぐ、思い出した。

 

 

 

 

「あ、この人たち、

 

ケント・デリカットさんと同じ、

宗教の、宣教師なんだ。。

 

 

こんなに若いのに、

 

世のため人のために、、偉いな。。。」

 

 

 

というのが、私の印象。

 

 

 

その日は、

 

その若い宣教師を横目で見ながら、

帰途へ着いた。

 

 

 

 

 

それから何日か経ち、

 

学校の帰り道、また商店街を歩いていると、

 

 

 

商店街から少しだけ奥まった公園で、

 

あの、若い2人の宣教師が、

休憩をしていた。

 

 

 

2人は、水を飲んだり、

トイレに行ったりしていた。

 

 

 

 

私は、

 

なぜか、急に話しかけたくなった。

 

 

 

彼らに近づき、

覚えたての英語で話しかけた。

 

 

 

「Are you missionaries?(貴方達は宣教師ですか)」

 

 

彼らは、ベンチに座っていたが、

 

なんともいえない爽やかな笑顔で、元気よく、

 

 

「Yes!!!」

 

 

と、即座に立ち上がったビックリマーク

 

 

 

 

それから、

 

 

なんで日本にいるのか、

 

宣教師として2年のボランティアをしていること、

 

私も私で英語を勉強していることなど、

 

少し話をした。

 

 

 

そして、

 

 

彼らが行う 「無料 英会話」の

チラシをもらって、

 

 

その日は、さよならしたチューリップオレンジ