評価:★★★★☆
(なお、レイ√石ころ真相のみなら★★★★★以上の評価としたい。)
私立櫂宮学園というエリート学園が舞台のお話です。「咲き誇る薔薇」「名もなきミツバチ」「捨て置かれた石ころ」という3つの絶対的な階級により学園生活の状況が大きく変わります。
下記、ネタバレするのでプレイしていない人は絶対に見ないでください。このゲームはネタバレ見るとおもしろさが半減します!!!!!
▼鷹嶺陸(浪川大輔)
薔薇の中でも特別な存在の赤薔薇様。
学園一のお金持ちで俺様な感じだけど、実は単純馬鹿…そこがかわいくて魅力的なキャラでした。主人公ちゃんにゾッコンな感じが堪らない。
石ころ√はかわいかった。私は陸√から始めたので、石ころハッピーエンドの終わりとかすごくワクワクしました。
薔薇√では、立場的にネリ>陸な感じで、陸がかわいかった。私は薔薇√の中なら陸√がいちばん好きかもしれないです。赤薔薇様と赤薔薇姫です。
真相√では、生いたちと赤薔薇という差がつらいなーと思いました。幼少期が辛かったからこそ偉い立場になりたいという気持ち。それが強く出たから赤薔薇という地位に陸はなった。「咲き誇る薔薇」などの独特な3つの階級名を考えたのも実は…。
真相を受け止めた上で無事に学園を抜け出しあれから3年。陸は学校の教師になるために教育実習をしている。きちんと教師という目標をもつ陸に感動しました。
▼鷺ノ宮レイ(木村良平)
薔薇の中でも特別な存在の白薔薇様。
ミツバチや石ころにも優しく接する紳士な姿には誰もが惚れるに違いない。そんなレイ様ですが実は解離性障害で、ショウという人格が存在します。レイ様はレイ√もいいんだけど、陸√のレイ様もすごく好きです…白薔薇様尊すぎる;;もちろんレイ様√のレイ様も大好き…最高です。
石ころ√では、ネリちゃんを世話係にしたり気にかけたりと、とても優しいレイ様。だけどそれにはある事情が…。そう、ショウの存在です。最初はネリちゃんがショウのことを言いふらしたりしないよう見張るために、レイ様は主人公のことを気にかけていた。しかしネリちゃんと接するうちに好きになり…的な物語です。石ころハッピーエンドの終わり、すごくワクワクドキドキしました。はやく真相にいきたいっ!て思った。絶対階級学園のいいところは、全員攻略しないと真相が見れないところですよね。他のゲームでも真相√は全部見ないと見れないパターンは多いが、絶対階級学園の場合は石ころハッピーエンドの時点で伏線張りまくり。続き見せろや!感が凄まじい終わり方をする。だからこそ私は寝る間も惜しんで真相いくまでのめり込んでしまいました。本当に面白かったです!
レイ様の薔薇√では、正直ネリちゃんにイライラして仕方がなかった。他の薔薇√では全然そんなことなかったんだけど、レイ様√のネリちゃんの流されやすさは異常です。レイ様に釣り合う薔薇になりたいがために、薔薇階級で友人になる三宮さんという腹黒美少女の言いなりになってネリちゃんがカンニングしたときにはさすがの私もドン引きしてしまった…。正直いままでやった乙女ゲームのヒロインでいちばん苦手です。でもレイ様薔薇√以外のネリちゃんは大好きだよ!!!!!
真相√は、レイ様だけ他の子の真相√とは少しパターンが違う。真相√の中でもいちばんの真相はレイ様√ですね。レイ様真相√には萌えと尊さしか感じなかったです。中でも好きなシーンペスト3がありまして、早速発表。第3位:レイネリ十矢の3人によるベンチシーン。第2位:ショウとレイが1つになったあとのレイ様の性格(特に、股間にスタンガンを当てるシーンが最高!)。第1位:眼鏡レイ様(研究所でロボットを作ってロボットに告白させようとするレイ様堪らん)。ということです。
▼加地壱波(柿原徹也)
ミツバチ階級の女たらし。演劇部に所属している。人一倍階級を気にする。
石ころ√では、ネリちゃんが石ころになった途端に、親友の萌花と一緒に石ころだからネリちゃんを軽蔑する。しかしだんだん仲良くなって、以降御察しの通り。壱波√には、神学校要素を多く感じました。スープ、ボート小屋は共通ですがそれに加えて壱波には声真似が出来るという特技がある。さすがピルスラ系列です。壱波√で鍵となるのが、検問で弾かれるDVDに出てきた木下琴美という妹と瓜二つの子役の存在。
薔薇√は、結構悲惨です。
真相√は、お色気大作戦が最高におもしろかったです。荒井先生とのBL的展開…笑いました。あとは新聞部部長の女装癖もおもしろかった…ショウさん最高です。あと、ネリちゃんものお友達の萌花も壱波くんと一緒にネリちゃんと仲良くしてくれて嬉しかった~!数年後、壱波は俳優になりました。
▼七瀬十矢(前野智昭)
石ころ階級でレジスタンスのリーダー。非常にサボり癖があり、小テストは空欄のため0点を取る。しかし、本当のテストでは満点を取るという天才。元薔薇階級で、ひとつの欠点を除けば完璧人間だと思う。
石ころ√では、石ころ同士だからネリちゃんも十矢くんも楽しそうだった。
薔薇√は、このゲームの中ならいちばん破廉恥な√でした。ネリちゃんの「十矢くんのことも大切だけど薔薇という地位も大切」という感情がおもしろかったです!薔薇√よかった!
真相√は、人々をまとめるのが上手な十矢くんだからこそ!な展開でした。
▼五十嵐ハル(石川界人)
石ころ階級。芸術的才能があり、絵が上手。めんどくさがりで人とあまり関わろうとしない感じがするが優しい子です。
石ころ√では、とある理由で水辺が苦手なハルは、ある日薔薇階級のくそ男に池(浅瀬)に突き飛ばされて溺れる。すると過去のトラウマと入り混じって水が恐怖となり、水を飲むことも出来なくなってしまった。水が怖いということはお風呂も無理…主人公のネリちゃんと一緒に、一歩一歩克服しようと頑張る第一歩として、まずは身体の清潔が大切になる。身体は自分で清拭出来るが頭を洗うのは難しい。そこでハルは水着になり、耳栓をして、顔にタオルをかけ視界を遮り、主人公が頭を洗う。このシーンがかわいかったです。あとは、学校の七不思議?に遭遇するところがすごく笑いました。夜中、ボート小屋付近で女の人の叫び声が聞こえるという七不思議…。いざ遭遇したら陸のド下手なバイオリンだったっていうくだりに笑いました。ハル√では塀を乗り越え小屋も見つけ、なかなか核心に迫って石ころハッピーエンドとなる。
薔薇√は、なかなか悲しかったです。壱波薔薇√と同レベルのつらさ。
真相√は、ハルくんがかわいくてかわいくて…。流石人気投票ナンバーワンの人材。泡風呂の中真っ裸で主人公に頭を洗ってもらってからの結婚プロポーズ。これは萌える悶える堪らんでした。老老介護という言葉も素敵ですよね…。数年後、最後ハルが報われた感じで終わって感動しました。
絶対階級学園、2015年にわたしがプレイしたゲームでいちばん楽しかった!最高!とにかくレイ様とレイ様√最高!白薔薇様のことしか考えられません…。
鷺ノ宮レイ=0
鷹嶺陸=6
加地壱波=18
五十嵐ハル=50
七瀬十矢=70
番号と名前が繋がってる…
