日 時:2008626日(木)18:3021:00 

■ゲスト:多田自然農場代表 多田 克彦さん

■テーマ:「農業の復興」が地域社会を再生させる

■内 容:岩手県遠野市で農業と酪農を営む多田さんは、農協に頼らないブランド牛乳、乳製品、野菜などの生産とともに、大都市への独自の流通ルートを開拓し、成果を上げている。

 自らの名前を冠したブランド農産品は、都心の大手百貨店などで販売されているが、地元の道の駅などでも販売され、「道の駅」で東北第2位になるほどの売り上げとなっている。

 農業生産では、土作りに取り組むことで品質の高い農産品が生産されているが、それを支えているのが良質な堆肥作りだ。自ら経営する牛舎から出る糞尿を、微生物の発酵を利用して良質な堆肥に変えている。

 多田さんの創意工夫による農業経営は注目を集め、現在では「何か新しいことをやりたい」という若者たちがIターンで農場に集う。

 今回は、多田さんが取り組んできた20年にわたる農業での実践と、地域起こしの具体例を語っていただきながら、地域社会再生のヒントを考えてみたい。


■プロフィール:多田克彦(ただ かつひこ)さん

1955年、岩手県遠野市生まれ。明治大学卒業後、故郷にUターンし、遠野市役所に10年間勤務。883月に退職し、892月に農場を開設。農協に頼らないマイブランド牛乳、乳製品、野菜などの生産と並行して独自の流通ルートを確立。小売店に直送するほか、3つの直営店も経営。若手育成にも注力。農家・酪農家仲間と結成した「多田克彦自然派ネットワーク」の代表も務める。

■参考資料:http://www.echna.ne.jp/~katuhiko/

■会場:「女性と仕事の未来館」第2セミナー室

108-0014 東京都港区芝5-35-3

TEL03-5444-4151 JR田町駅三田口(西口)から徒歩3

地下鉄(都営浅草線、都営三田線)三田駅 A1出口から徒歩1

http://www.miraikan.go.jp/access/index.html

■会費:会場費など会費として、社会人2000円。なお、研究会後に、ゲストを囲んで近くで懇親会をします。(会費おおむね2000円)誰でも参加できます。

申込b05079yt@edogawa-u.ac.jp(田原幸訓 江戸川大学4年生)