■日時:2007年11月29日(木)18:30~21:00
■ゲスト:三上琇正(みかみ・ゆうせい)さん(カメラマン・映像作家)
■テーマ:「風景は文章でしか残らないのか」
■内容:作家、司馬遼太郎は「風景は文章でしか残らない」と書いている。
私はほぼ半世紀にわたり、カメラマンとして世に映像を送り続けてきた。その仕事の中で痛切に感じたのは、地方と中央との間で開く一方の格差であり、その狭間で消えていった日本の景観であった。映像の世界に身を置いた立場から、こうした風景の変化を考えながら、「原風景」とは何なんだろうか、と問いかけてみたい。
白砂青松と言う言葉はあるが、その実体はどこにもない。
■プロフィール:
1934年生まれ。慶応義塾大法学部卒。カメラマン・映像作家。
サントリー、丸大ハム、エメロンシャンプー、SONY、資生堂、太田胃酸などCM作品は1300本超。このほか、大阪万博・政府館「世界の中の日本」、NHKハイビジョン「地球に好奇心・神が住む大地 モウルドヴァ」、映画「バルトの楽園」の予告編など多数撮影、最新作は「日本の子守唄・DVD」(監修・西舘好子)。国内はもとより、海外取材は約50カ国に達する。
■会場:「財団法人 東京しごと財団」しごと財団第2セミナー室