■日時:2007年9月21日(金)18:30~21:00

■ゲスト:石田秀輝先生(東北大学大学院環境科学研究科教授)

■テーマ:「2030年のものつくりとくらしかた ―限られた時間―」

■内容:地球環境問題は地球温暖化をはじめ、我々の生活に大きな影響を与え始めた。地球環境問題はすでに何度もの警鐘を鳴らされながら、残念ながら、具体的な対応が出来ないまま今を迎えている。このままでは、2030年頃、我々は人類存続にも関わる大きな判断をしなければならないことになる可能性が高い。

ではどのようにこの問題と向き合わねばならないのか? 現在の環境問題は人為的であり、加速度的に発達しているテクノロジーがその要因となっていることは明らかである。ではテクノロジーは何のためにどうあるべきなのか? 本来、生活や人の心を豊かにするためにあるテクノロジーが人の欲を満足させるために発達した結果ではないのか。

地球環境問題を概観し、テクノロジーと人との関わりについて考えて見たい。


■プロフィール:

1953年1月1日生まれ

1993年 名古屋工業大学 博士(工学)

賞:

1992年日本鉱物学会より鉱物工学奨励賞、1993年米国セラミックス学会よりブルナウエル賞(学術論文賞)、1994年セメント協会よりセメント協会論文賞、1996年米国セラミックス学会よりブルナウエル賞、1998年簡明技術推進機構よりPort賞(機構賞)、1999年日本ファインセラミックス協会より技術振興賞、1999年日本鉱物学会より応用鉱物学賞、2000年日本セラミックス協会より学術論文賞、2002年中部科学技術センターより振興賞、2000年日本セラミックス協会より学術賞、2000年アメリカセラミックス学会からフェローの称号を授与

職 歴:

1978年 伊奈製陶株式会社(現 株式会社INAX)入社

1992年 同社空間技術研究所基礎研究所(新設)所長

1998年 同社技術統括部空間デザイン研究所(新設)所長

2002年 同社取締役 技術統括部部長

2002年 同社取締役 研究開発センター(新設)センター長

2004年 同社取締役 研究開発センター長、環境戦略部(新設)部長 兼務

2004年6月 同社技術顧問

2004年9月 東北大学大学院環境科学研究科教授 (環境創成機能素材学)

2005年10月 同上高度環境政策・技術マネジメント人材養成ユニット(大学院コース)教授(兼任)

拓殖大学工学部、名古屋大学工学部大学院、名古屋工業大学工学部大学院、東北大学素材工学研究所大学院、東京工業大学応用セラミックス研究所非常勤講師、高知大学客員教授、豊橋技術科学大学客員教授、金沢大学客員教授、日本福祉大学客員教授、(株)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング取締役を経て、現在、陜西科技大学客員教授、㈱INAX技術顧問、㈱プロモテック技術顧問、アメリカセラミックス学会フェロー、1999年より地球村研究室主宰、アースウォッチ・ジャパン理事、ネイチャー・テック研究会代表ほか

研究歴:

専門は地質・鉱物学をベースとした材料科学、1992年より「クローズド生産システム」を、1997年から「人と地球を考えた新しいものつくり」を提唱、多くの実践経験をもとに『自然のすごさを賢く活かす』ものつくりのパラダイムシフト実現に国内外で積極的に活動している。2005年9月にはネイチャーテック研究会を発足、あたらしいものつくりの研究・啓発活動も開始した。

論文・著書等:

米国セラミックス学会誌(Journal of American Ceramic Society)を中心に論文・総説等190報を掲載し、75の特許を取得の他"Electric Field Applications"(VCH,1995)、"Material Science of Concrete V"(Am. Ceram. Soc.,1997)、「水熱化学ハンドブック」(技法堂出版,1997)、「セラミックス辞典」(丸善出版,1996)、「粘土の世界」(KDD出版,1997)、「Encyclopedia of Smart Materials」(2002)、「エコマテリアル・ハンドブック」(2006)ほかを執筆(分担執筆を含む)した。

趣 味:

・紀元前後の遺跡を巡り、遠きを想い酒を飲むのを楽しみにしている。学生時代の1年間の放浪をはじめ、赤道下の多くの国々を歩き、特にプレ・インカやエジプト文化に強い興味を持っている。

・テニス、スキー

・最近は、奄美諸島沖永良部島で古き良き日本人のコミュニケーション法(飲む・謳う・助け合う)を学び、島遊びに傾倒している。


■会場:「財団法人 東京しごと財団」しごと財団第2セミナー室