世の中の差別やハラスメントの元凶はどこにあるのか。人の心の闇。
19歳で初めてアメリカに行き、お世話になったのはフィリピン人家庭だった。そこで、自分はwhiteでもblackでもないyellowだと自覚。
20代前半の一時期、イギリスではアジア系人種coloured(敢えてイギリス英語綴り)として、相容れない感覚の違いを感じた。
40代前半をオーストラリアで過ごし、「白豪主義時代の過ちを繰り返すな!」と、差別を監視する社会システムは出来上がってはいたものの、まだまだ一部には差別の空気は残っていた時代。第2次大戦の暗い過去を引きずり、日本人への差別感情が根深いことを感じる経験もあったし、逆に自分の中の差別感情、「心の中の許せない自分」に気づくこともあった。
差別する側は、歴史観を背景に歪んだ認識を持ち、自分の心の中にある劣等感や自信の無さ、罪悪感のようなネガティブな感情を客観視することなく差別感情を表す。差別される側も、相手に対するどうしようもない負の感情を持っている場合もあるだろう。そしてその感情を少しでも感じると、なかなか心の距離は縮まらない。
人種や国、宗教などのバックグラウンドが違えば、価値観が違うのは当たり前。しかし悲しいことに歩んできた歴史をベースに、また差別の歴史を繰り返すことが多いことも事実。
ある中国系のご婦人(大戦時に日本軍に家屋敷を接収され収容所暮らしや空襲も体験)は、日本人の私にこう語った。「古い世代の憎しみや差別を引きずってはいけない。あなたたち若い世代は次の世代のために、歴史を乗り越えて未来を作り出していかなくてはいけないよ。」
現在はもしかしたら、世界中のすべての人が、価値観の大転換を起こすことのできるチャンスなのかもしれない。「今できることは何だろう?」一人一人が考えるだけでも、10年後の空気は変わる可能性があるのではないだろうか。
今の私にできることは、一人でも多くの人にコミュニケーションを見直す意味を、コーチングを通じて届けること。差別やハラスメントのない世の中になるよう、役立てるなら少しは社会貢献になるのかもしれない。
自分の心の中の闇の部分の存在を感じることがあるなら、一緒に夜明けの色に変えてみませんか?一人一人違って当たり前。「白黒だけじゃないのがコミュニケーション」を世界中に届けたい。
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