今日地下鉄に乗りました。

比較的乗車人数は少なく、座っている人がほとんどでした。


どこでもそうだと思いますが、電車でよく見受けられる光景に

「携帯電話のいぢる」

というのがよくありますよね。


私はあまり携帯をチェックする人じゃないので、ポケットにしまっていました。



ある駅に止まったとき、私の席のやや斜め方向の向かい側の席に

50代後半と思われる、やや派手がちなおばさんが座った。


電車が発車してすぐにおばさんは立ち上がり、大きな声を出した。


「すいませんー携帯やめてください!」


私は何事かと思い、そのおばさんを見た。


おばさんは携帯をいぢっている人の方を向いて更にこう言った。


「私、ペースメーカー入れてます。携帯やめてください。」



私が周りを見渡した結果、そのとき携帯をいぢっていたのは

おばちゃんが声をかけたほうにいた女子高生風の女の子と

その隣にいた40代後半ぐらいのセレブ崩れのおばちゃんが

仲良く並んで携帯をみていた。



ペースメーカーのおばちゃんの問いかけで、女子高生風の

女の子は携帯をしまったが、セレブ崩れのほうはしまう様子なし。



しかし、私の頭の中では・・・


仮に携帯をいぢってないにしても、ここにいるほぼ100%の人が

携帯を所持していると思われる。

ただ、そのときに見えるところに出していないだけ、

ペースメーカーに影響を及ぼすであろう物は「電波」だとすると

着信待ちうけ状態というだけで影響があるのではないかと・・・・。


しまったところで意味ないような・・・。


などと考えていた。



という私もポケットにしまってあった携帯には電源は入っていたが、

電源は落とさなかった。


しかし、携帯をしまってくれという、勇気ある問いかけにも関わらず

そのままメールチェックもしくはネット閲覧をし続けるそのセレブ崩れの

態度はどうかと思ったのだが・・・・。

関係なく続けるセレブ崩れを見て、一時は携帯をしまった女子高生風も

また取り出し携帯を見る始末。


今の時代、勇気のある行動や言動が届かない人が身近にいるのだと

実感しました。


もし私が携帯を見ていたのなら、電源までは落としたかどうかわかりませんが、

その人が降りていくまでは携帯はしまっていたでしょう。




なんというか、電源消さなかった自分を棚に上げて言うのも難ですが、

そのセレブ崩れのおばちゃんには腹が立ちました。