土曜日の夜、小学生の次男が、
「今日はずっと起きてお兄ちゃんとゲームして遊ぶんだぁ!」と楽しそうにしていました。
自分からお風呂に入って兄の部屋に場所を構え夜更かしの準備万端でした。
12時近くになり、勢い衰えず遊び続ける息子を見て
本当に夜通しゲームやるつもり!?となった私は、
笑顔で認めてはいけないような気がして、
「寝る時間は自分で決めなさいよっ!!!」と声色も形相も厳しく言い放ちました。
その瞬間、次男は強張った表情で振り向き
その数分後には「もう寝る…」とつぶやきながら自分の布団に潜っていきました。
自分で決めなさい、と言いながら、ちっとも自己決断の余地を与えておらず、
「これ以上遅くまでゲームやるつもり?あり得ないよ。」と私の価値観を押し付け
「それでも続ける気!?」と脅しているのと同じでした
さらに、翌朝の兄のひとこと目が、
「昨日のお母さんの、寝る時間は自分で決めなさいよ、のあれさ、弟、相当ビビってたよ」
でした。
怖がらせて行動させるって、何もいいことないな、と思います。
自分で考えたり決めたりするチャンスや習慣も育たないことになってしまいます。
本当に自分で決断してほしくてそれを伝えたかったら、違う言葉、雰囲気が出ていたはずです。
改めて、「あの時のお母さんの言い方、ちっとも自分で決めなさいって感じじゃなかったね」と次男と話しました。
「どんなふうに言って欲しかった?」と聞いたら、
「うーん、お母さんも一緒に楽しく遊んでくれたらよかったぁ」と。
そして「次の土曜日はそうしようねー!」と途端にルンルンで言ってくれました。
夜通しゲーム三昧、一度やることになりそうです。