子どもが幼い頃、本人が欲しい靴がありました。
色がきらびやかな派手なスニーカー
私は困ったような渋い顔をしたと思います。
今、その時の場面をじっくり感じれば、
私の本当に求めることは、
子どもが自分で決めたものを買ってもらって嬉しそうに毎日過ごす姿。
でも実際、私がやったことは、
周囲からどうみられるかを気にして、無難なものを身につけさせること。
結果、本人は派手色の靴ではなく、無難な、黒とか青とかの靴にしたという出来事を思い出しました。
今思えば、個性が輝く靴を身につけるなんて、なんて素敵なんだろうって思うのに。。
子どものどうしたいがあったのに、その気持ちを受け止めることもせず、自分のどうしたいにも気づけず。
10年近く経って、「あの時のこと、ごめんね」と言ってみました。
子どもは覚えていなかったですが、無意識レベルで刷り込まれてしまったかもしれない出来事に謝りたくて。
そうしたら、
「多分それがあったから、今、ぼくは欲しいものをじっくり考えて選んで自分で買うことができるんだよン」
と言ってくれました
子どもとの関わりや、躾で迷ったときは、自分は何を心から一番大切にしたいのか、を感じてみることが有効だな、と思います