夏休みに、ポール・ギャリコの小説『トマシーナ』を読みました。
トマシーナは、赤毛の少女メアリー・ルーに飼われている猫。
幼い時に母親を亡くしている少女にとって、
彼女を癒してくれる、ペット以上の大切な存在。
ところがある日、体調を悪くしたトマシーナは、
メアリー・ルーの父親で獣医師のマグデューイ氏に、
安楽死で殺されてしまう。
これに大きなショックを受けたメアリー・ルーは、
その日以来、父親と口を聞かず、悲しみに打ちひしがれていました。
やがて生きる気力を失くし、日に日に衰弱していく少女。
自分のせいで娘をそんな状況にしてしまった
父親の、強まっていく罪の意識と、
娘をなんとしても救いたいという愛情。
1匹の猫の生命を中心にくりひろげられる
さまざまな愛の形の物語。
猫自身が語るところは何とも愛おしく、面白い。
猫好きな人、ファンタジー好きの人はもちろん、
親子関係に悩む大人たちにもおススメです。
ぜひお手に取ってみてください✨

