こんにちは!
個別指導塾「エルクレードル」薬円台校の長島です。
今日は、私が忙しい時期だということもあり、
過去の記事を加筆修正して再掲載したいと思います。
実は3年ぐらい前に投稿したこの内容は当ブログで1番アクセスが多い記事です。
きっと千葉県中の受験生が気になる情報なのでしょうね。
千葉県の模擬試験では、
「Sもぎ」と「Vもぎ」の2つが有名です。
中学3年生の高校受験生になるとこのどちらかないし
両方の受験案内が学校から配られるようです。
両方配られるので、
「え?どっちを受ければいいの?何がちがうの?」
となるようで、
私は毎年この説明をし続けています(笑)
皆さんが気になることのようなので、ブログに載せておきたいと思います。
<SもぎとVもぎの違い(2022)>
まず、運営会社が違います。
Sもぎは、総進図書。
Vもぎは、進学研究会 という会社が行っている模試です。
それぞれ、会場模試と自宅や塾で受ける模試の用意があり、
内容もともに千葉県の公立高校入試問題を模して作られていますので、
大きくは変わりません。
結論から言うと、
「どちらを受けても大丈夫」
ですので、まずは安心していただきたいと思います。
<SもぎとVもぎの少しの違い>
Sもぎは、塾経由で申し込むと、1回4100円。
Vもぎは、塾経由で申し込むと、1回4400円が定価です。
(個人で申込みするより、塾で申込みすると少しお安いのです)
Vもぎの方が会社の歴史が長く首都圏で展開する会社なので大きい会社です。
Sもぎは千葉県でしか展開していませんので、比較して規模は小さいですね。
また大手塾は、Vもぎを採用していることが多いです。
「東京の校舎で使っているから、千葉県の校舎でもVもぎを使いましょう」
…と、なるのは当然の流れでしょうね。
(たくさん買うと納入価格が安くなる、という大人の事情も関係しています)
ただ、Sもぎの総進図書にも強みがあります。
それは千葉県の公立中学校の学力テストは
そのほとんど全部を総進図書が作っていることです。
つまり県内の全中学生ないし受験生の学力データを
総進図書はほぼすべて掌握していることになります。(笑)
また、中学校の多くが総進図書の作った模試(学力テスト)を利用しているため、
学校の先生方が進路指導に活用する資料も総進図書がまとめたものです。
(私も学校の先生と同じ資料を持っています)
逆にVもぎの方は、
大手塾に通う、もともと勉強が得意な中学生が比率として多く受ける模試ですので、
Vもぎの方が結果において「少し偏差値が低く」出ることが多いと言われています。
(偏差値は「受験者の平均よりどれだけできたかを示す数値」だからです)
塾の先生によっては、
「難しいVもぎで結果が出ないとダメだ」
と、昔からずっと同じ事を言っているな、
というお話を毎年生徒に伝えているようで、
「友だちが他塾の先生にそう言われたらしい」
というお話をこれまた毎年のように聞きます(笑)
両方の模試を採用してみて判定の有用性を比較した結果、
本当にそのような結論に至ったのかその先生に伺ってみたいものです。
※私は、両方使わせていただいたことがありますし、
実は今も両社に登録はさせていただいております。
なお、合格の目安となる高校の偏差値ランキング表を見比べてみると、
どれか知っている高校名で比較してみてもらうと良いと思います。
このように、
同じ高校でも、Vもぎのランキング表の方は2~3程度低く、
(あるいはSもぎのランキング表の方が2~3程度高く)
合格基準となる偏差値を書いてありますね。
これは、実際に中3生のときに模試を受けていた生徒が、
実際に合格したのか不合格だったのか、という情報を塾や学校から情報収集して
ランキング表を2社が毎年更新しています。
ですので、この表から見てもVもぎの方が少し高い偏差値を出すのが難しいのだろう、
ということは言えますね。
ただ、偏差値にはもちろん、
「たまたま得意なところが出題された」
「迷った末にカンで書いたら当たった」
など、偏差値2~3程度は毎回ブレがありますので、
実際に両方受験した生徒さんの結果を見ると、
「まったく同じ」か「ほとんど同じ」くらいの偏差値が出ていることも多くありました。
<どのように模試を活用するか>
では、大手塾の先生が言うように、
「高い偏差値を出すのが難しいVもぎを受けるのが正解」なのでしょうか?
あるいは、中3生の皆さんはそれを聞いて
「Vもぎじゃないとダメなんだ」
と思い込んでしまうことがあるようですが、
私は、
「Sもぎで100点とってから、Sもぎでは足りないと言ってくれ笑
そのVもぎでないとダメだという話を鵜呑みにしているお友達は、
Sもぎで5教科100点満点なのかい?」
と言っています。
大丈夫です。
どちらの模試を使っても、12月と1月の両方で合格判定が60%を超えていれば、
まず合格できます。
(1回だけだとマグレかもしれないので、できれば2回連続で合格圏の点数がほしいですね)
当塾では、現在は生徒さんたちにSもぎの受験を勧めています。
「両方交互に受けた方がいい」とか、
「上位校は判定が厳しめに出るVもぎであるべき」など、色々な意見がありますが、
私は、どちらか一方だけ定期的に受験し、実力を確認すべきだと考えています。
交互に受けて仮に結果が上下しても混乱するだけですし、
模試はあくまで実力の確認であって、
模試結果で入試の合否が決まるわけではないからです。
(当たり前ですね)
ある程度進路指導経験のある塾の先生であれば、
模試の成績から、生徒個々の合否をさらに先読みをしてアドバイスができるはずです。
私がSもぎの方を塾で採用している理由は、
・Sもぎの総進図書の方が県内大部分の中学生の学力データを保有しているため
結果の信頼性が高かろうと考えていること。
(かといってVもぎも長年データを蓄積していますので、
信頼性は十分だと思っています)
・入試合格点に関する資料が信頼でき、私にとって
適切な進路指導(合格できるかどうかの判断)が
高い精度でできることをすでに確認していること。
・学校の先生と同じ資料を使った方が、学校と塾双方の意見が一致しやすく、
また意見が割れたとしても学校の先生の判断理由が私にも理解できるので、
生徒と保護者さまを混乱させなくて済むこと。
などを考えているからです。
生徒と保護者さまの立場からより良い方を、と考えて判断しています。
当塾でのSもぎは7月までは塾内で行うようにしていて
夏休み以降は、私立高校などで実施する会場模試で本番に慣らしていきますよ。
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