『斜陽』のモデル太田静子が住んだ『雄山荘』が家事で消滅
09年10月にNHKでこのモデルになった『雄山荘』も紹介された特集番組があったばかりです。
太宰治の娘で作家の太田治子(おおた はるこ)さんが、
「斜陽」の主人公「かず子」のモデルであった母親の太田静子と父親の太宰治の関係を探していく旅の特集番組でした。
きちんと全部を見れなくて残念だったけど、『雄山荘』の部分は再放送で見れました。
宰治治は、特別好きではないけれど、こういう特集番組は面白くて見てしまいます。
しっかし、彼女(大田静子)の日記をほとんどそのまま書き写して、
自分の作品として発表する太宰治って作家としてどうなんだろうか~。
日記を見せろと家までやって来るのもどうなのよ?(笑
文学への執着ってそういうものなのかもしれないが。。
自分に惚れた女は、文学でも心中でも何でも自分のためだけに利用するのか??
母親の太田静子さんは、太宰のことを嘘つきだといつも言っていたそうですが、
その反面、惚れていたんでしょうね。
愛人としての立場からも冷静に見ていた人のようですから、
太宰から言われる表面の綺麗な言葉と本心とを見ぬいても、
本妻じゃないということもあって黙っていたのかなぁ。。
やっと太田治子さんが両親の本を出すまで心の整理が出来てきたのに、
肝心のモデルになった別荘が焼けてしまったのでは、本当にもったいないです。。
文化財が燃えて消滅してしまうのは一瞬だけど、保存するのは大変です。
もっと早くどうにか文化財として管理できなかったのでしょうか?
NHKの番組でも門の所が「蹴られて穴があいて壊れてしまって・・」と、
太田治子さんが『雄山荘』を案内するシーンで語っていましたが。。
その時にこんなに荒れ果ててしまっているんだなぁ・・と見た人は思ったはずです。
まさしく、斜陽という感じを思いました。
でも、太田さんは「昔はもっと綺麗で玄関がちょっと中国風で変わっているでしょ・・」
とか懐かしそうに語っていました。。
太田さんが住んでいた頃は、素敵なお屋敷だったんだろうなぁ~と思います。
当時の写真を番組でも見せていましたが、
サンルームのように窓を大きくとってある洋風の部屋もあれば、和風の部屋もあって、
当時のお金持ちのお家らしい大正ロマン漂う家でした。
綺麗に保存されて公開したら見学者が来るだろうに・・、
もったいないなぁと思っていたら、消滅してしまいました。
てっきり、太田治子さんが持っている別荘だと思っていましたが、
持ち主が違うようでお金が絡むと保存が難しかったのでしょうね。。
●ETV特集“斜陽”への旅~太宰治と太田静子の真実~
http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html
ETV特集“斜陽”への旅~太宰治と太田静子の真実~nhkアーカイブス
http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10002200090910050030140/
【著者に聞きたい】太田治子さん『明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子』 (1/2ページ)
『明るい方へ 父・太宰治と母・太田静子』
太田治子著 (朝日新聞出版1575円)
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/091101/bks0911010828009-n1.htm
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●『斜陽』の舞台全焼 不審火空き家の『雄山荘』
2009年12月26日 夕刊
火事で焼け落ちた「雄山荘」=26日午前8時28分、神奈川県小田原市で
作家太宰治の代表作「斜陽」の舞台になった神奈川県小田原市曽我谷津の旧別荘「雄山荘」から、二十六日午前四時十分ごろ出火、木造平屋建て約百四十平方メートルを全焼した。同六時三十分に鎮火、けが人はなかった。雄山荘は空き家で、小田原署は不審火とみて出火原因を調べている。
小田原市などによると、雄山荘はかつて、斜陽の主人公のモデルとされる故太田静子さんが疎開して住み太宰は一九四七年二月に一時、滞在した。斜陽は太田さんの日記を基に書かれたとされる。作品中では「伊豆の別荘」と表現されているが、室内の描写や周辺の景色などが酷似し雄山荘が舞台だったとされる。
昭和初期の建築物で、数寄屋造り。現在は地元の人が所有しているが、十数年前から空き家状態で雨漏りがするなど老朽化が激しかった。九三年に太宰文学ファンなどが保存や公開を求めて約四千人の署名を添えて市に要望書を提出。市は所有者と譲渡交渉などを続けたが、了解を得られず実現しなかった。
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太宰と太田さんの娘で三歳まで雄山荘で暮らした作家の太田治子さん=川崎市=は「火事に遭ったと聞き、大変寂しい思い」と話した。雄山荘を題材にした本を最近出版したばかりだった。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009122602000215.html