レスリー・チャン(張國榮)「熱情的沙漠」『ダブル・ビジョン:雙瞳』 | レスリー・チャン(張國榮・張国栄・Leslie Cheung)スマイル

レスリー・チャン(張國榮)「熱情的沙漠」『ダブル・ビジョン:雙瞳』

映画『ダブル・ビジョン:雙瞳』が始まってすぐから次のシーンになると唐突に、レオン・ダイ(載立忍)や殺人課の刑事達がカラオケで「熱情的沙漠」を歌っているシーンが出てきます。
映画の最後のシーンでも娘のメイメイと黄火土刑事/レオン・カーファイの幸せな時間のシーンで、レオン・カーファイ(梁家輝)が「熱情的沙漠」を楽しく口ずさんでいます。
思わぬところでレスリー・チャン(張國榮)が歌ったことのある曲が出てきます。

台湾語での「熱情的沙漠」=情熱の砂漠(ザ・ピーナッツのカバー)です。
(ちょっと北京語と違うようでしたので?、でも不確認です)


レスリー・チャン(張國榮)が2000年のコンサートで歌っていた曲ですが、
「熱情的沙漠」は、日本人には、どうしてあんな昔の曲が取り上げられるの?と言う印象で中華圏でヒットしてた曲としての実感がない曲です。


日本側からの知識だと昔、欧陽菲菲(オウヤン・フェイフェイ)が北京語(台湾語)でカバーした曲になってしまいます。ザ・ピーナッツの「情熱の砂漠」のカバー曲、作曲がザ・ワイルドワンズの加瀬邦彦だと知っても1973年の曲では、何だか昔の曲すぎて、今更(2000年)ツアーで取り上げることが良くわかりません。


レスリー・チャン(張國榮)が2000年ツアーにこの曲を持ってきたのは、
欧陽菲菲の「熱情的沙漠」というよりも、
90年代末にはやった庚澄慶(ハーレム・ユー)と動力火車(パワーステーション)がカバーした「熱情的沙漠」としてなのだと思います。
ツアーちょっと前にヒットした北京語曲を客席の若者用としてツアーの選曲に持ってきたようです。


●庚澄慶(本当は少し漢字が違うけど:ハーレム・ユー HARLEM YU)あだ名が哈林(ハーリン)。彼は、リメイクの才能がある人で1995年発表のカバーアルバム『哈林夜總會』を発表してその中の「熱情的沙漠:欧陽菲菲」を哈林(ハーリン)自身のライブでも定番の曲として育て上げました。
日本での庚澄慶(ハーレム ユー)は、2001年大ヒットのF4の流星花園(花より男子)の主題歌/ 情非得已 が一番有名では?私も知っています~(笑
http://www.youtube.com/watch?v=zqDwL7ZQzwo


●動力火車(パワーステーション)は1997年デビューの台湾原住民パイワン族出身の二人組みロック歌手。
98年99年(今もかも?)の動力火車(パワーステーション)や迪克牛仔(ディック・カウボーイ)の台湾ロックの人気は凄かったです。
動力火車(パワーステーション)は、名前の通りに凄いパワーで動いていて、ブームのように大きいうねりで人気が動いていたって感じでした。アイドルみたいな甘い感じは全然なし!香港でもコンサートをしていて大人気だったし、雑誌でもよく取り上げられていました。
パワフルでカッコイイ(顔じゃなくて 笑)ROCK兄ちゃん達がきたぞ!という印象だったな。それも新しめのロックじゃなくて王道のベタなロックって感じ(笑。でもね~、今頃これ系のロックやるの?って印象もあるかも・・(笑


私はレスリー・チャン(張國榮)以外の歌手は、
中華ではあまり興味がないのでほとんどわからないのですが、
そんな私でも動力火車(パワーステーション)や迪克牛仔(ディック・カウボーイ)は、台湾歌手として凄いお兄ちゃん達がいると知っているくらいでしたから。

1998年のLIVE版「火車與牛仔 向好朋友演唱會 LIVE IN HONGKONG98」や1999年の「末世紀狂揺滾演唱会」で欧陽菲菲とのコラボした台湾ライブでも「熱情的沙漠」を歌ってます。


中華圏で主に若者のヒット曲を引っ張っているのは台湾の歌手ですが、台湾ではもともと「熱情的沙漠:欧陽菲菲」がヒットしていたから懐メロとしての十分な下地があってこそ、若者にまで浸透した幅広い人気曲として定着したのでしょう。

でも、中国大陸(香港でも)で1973年の曲「熱情的沙漠:欧陽菲菲」がメジャーだったとは思えないので、レスリー・チャン(張國榮)の2000年コンサートツアーでの選曲は、庚澄慶(ハーレム・ユー)と動力火車(パワーステーション)の90年代末のヒット曲としてのピックアップだったのだと思います。


↓黄大仙寺院 黄裳 映画『ダブル・ビジョン:Double vision 雙瞳』
http://ameblo.jp/lcing/entry-10086165656.html