『wkw/tk/1996@7’55”hk.net』ウォン・カーウァイ監督 11年ぶり上映作品
ウォン・カーウァイ(王家衛)監督作品
幻のショートムービー『wkw/tk/1996@7’55”hk.net 』が2007年5月26日に11年ぶりに再上映
*これ読むとレスリー・チャン(張國榮)が「春光乍洩」(英語題ブエノスアイレス事件)撮影に出発する直前の撮影ですね。
「ブエノスアイレス」の当時の題名は、ブエノスアイレス事件・・・・なんとか殺人事件みたいだな~。
96年11月の雑誌より
撮影日数はほんの3~4日、これで10分の短編を取り上げると言うのは、ウォン・カーウァイ(王家衛)監督の場合、きわめてタイトなスケジュールに属する。それでもウォン・カーウァイ(王家衛)はいつもの彼のとおりであった。撮影開始前日になって、突然それまで用意されていたプランと異なる物語を思いつき、スポンサーに提案してきたこと。ロケで撮影するというのに、早朝から日没までという撮影スケジュールを組まず、何時も午後2時頃から夜明けまでの時間帯に撮影を巣詰めていこうとしていたこと、
ー中略ー
すべてがいつもの、長編劇映画を作る時の彼のやり方だった。
ロケ場所ーモンコクの青果市場ー市場の建物の2階へと上がっていった。その一室で大部分の撮影は行われるのだ。「もう一つの重慶チョンキンマンション」市場の労働者達の組合によって完全に支配された、部外者立ち入り禁止の宿泊所。もう半世紀以上も昔から立っている建物ではあるが、その内部の撮影が許可されたのも今回が初めてだという。各室内には簡易ベッドが所狭しと置かれ、それぞれのベットには複数の枕が並べられている。
ー中略ー
「今すぐ抱きしめたい」--全編がこの街でくすぶる若者達の姿を描いたものだった。アンディ・ラウが恋人と会う雨の屋外の場面。そこは他でもない、この青果市場に出入りするトラックが荷物の積み下ろしをする搬入口だったのだ。そして、今回、王家衛とそのカメラは、初めて内部への進入を許された。
ー中略ー
スポンサーあっての短編映画兼CM(短編映画の中からいくつかのカットを抜粋してCMが作られる)でありながら、もはやウォン・カーウァイ(王家衛)はドイルら心を許せるごく少数のスタッフだけを引き従えて一人独走していた。
ー中略ー
その後、タケオ・キクチの仕事を終えたウォン・カーウァイ(王家衛)は、新作「春光乍洩」(英語題ブエノスアイレス事件)撮影のため、トニー・レオン(梁朝偉)、レスリー・チャン(張國榮)らを引き連れてアルゼンチンへと旅立った。
ウォン・カーウァイ(王家衛)監督によるTAKEO KIKUCHI短編映画『wkw/tk/1996@7’55”hk.net 』は、96年11月にシネマライズ・渋谷にて「天使の涙」に併映、以後他の映画館にて上映予定、CFは今秋(96年)より放映。CFは8分から抜粋しての5バージョンが放送される。
●『wkw/tk/1996@7’55”hk.net
』
製作=ワールド 配給=ワールド
1996年11月15日製作 8分 カラー ビスタサイズ
エクゼクティブ・プロデューサー...TAKEO KIKUCHI 菊地武夫
監督 .... ウォン・カーウァイ(王家衛)
撮影 .... クリストファー・ドイル(杜可風)
美術 .... ウイリアム・チョン(張叔平)
編集 .... ウイリアム・チョン(張叔平)
衣裳 .... TAKEO KIKUCHI 菊地武夫
配役
男 ..... 浅野忠信
女 ..... カレン・モク(莫文蔚)
あらすじ
世紀末の香港。男(浅野忠信)は密航してきたジャパニーズ・マフィア。果物市場の薄汚れた小部屋で仕事が来るのを待っている。だが、ある女(カレン・モク)との出会いで運命は変わり、死を迎える……。
↓前記事 2007年に11年ぶり上映
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