クラピアは本当に雑草対策にならないの?誤解を解き、その真の力を引き出す方法
「クラピアを植えても雑草対策にならない!」そんな声を耳にすることがあります。しかし、それはクラピアの正しい使い方を知らない、または十分にその能力を引き出せていないからかもしれません。クラピアは、適切に管理すれば、雑草対策としてその真価を大いに発揮してくれるグランドカバープランツです。
もちろん、グランドカバープランツである以上、雑草が一本も生えてこないように完璧に防ぐことはできません。もし「絶対に雑草をゼロにしたい!」ということであれば、防草シートやコンクリートで地面を覆う方法が適しているでしょう。
ですが、クラピアは雑草の数を劇的に減らし、庭の管理を格段に楽にしてくれます。一面に広がる美しい緑は、見た目にも癒しを与えてくれますよ。

「クラピアが使い物にならない」と感じる理由とは?
「クラピアが期待外れだった」と感じる方の多くは、クラピア本来の性能を十分に引き出せていないことが原因だと考えられます。
クラピアは、ただ植えて広がれば良いというものではありません。雑草が生えにくい環境を作るためには、ランナー(匍匐茎)の密度をいかに高めるかが鍵となります。ランナーが密に地面を覆うことで、雑草が発芽する隙間をなくし、光を遮って雑草の成長を抑制するのです。
隙間があると、そこから雑草は生えてきてしまいます。 だからこそ、クラピアを「緻密に繁茂させる」ことが非常に重要なんです。一面をしっかり覆い尽くすことで、初めて雑草対策としての効果を実感できるようになります。
密度を高める方法についてはこちらで紹介しています。


クラピアが広がらない人必見!これ必ずやって

クラピアの真の力を引き出す!緻密な繁茂を促す管理の秘訣
では、どうすればクラピアを「緻密に繁茂」させ、雑草が生えにくい理想的な状態にできるのでしょうか?いくつか効果的な方法をご紹介します。
1. 定期的な「刈り込み」で密度アップ!
クラピアを緻密にする最も手軽で効果的な方法の一つが、刈り込みです。芝生と同じように、定期的に刈り込むことで、茎の分岐を促し、横方向への成長を活発にします。
おすすめは、刈り高さを15mm程度に設定し、2週間に1回程度の頻度で刈り込むことです。このサイクルで刈り続けると、クラピアはどんどん密度を増し、隙間のない美しいグランドカバーを作り上げてくれます。
2. 「エアレーション(スパイキング)」で木質化を解消!
私が特におすすめしたいのが、エアレーションと呼ばれる作業です。これは、ローンスパイクという道具を使って土に穴を開ける作業で、「スパイキング」とも呼ばれます。
土に穴を開けることで、土中の通気性が良くなり、水や養分が根に届きやすくなります。同時に茎や根が分断されることで活性化し、より健全で密度の高い成長を促すことができるんです。エアレーションを行うことで、クラピアは驚くほど緻密に、そして力強く広がってくれるでしょう。
3. 「踏圧」はほどほどに
「踏むことで密度が増す」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、これは少し注意が必要です。確かに適度な踏圧は、クラピアのランナーを地面に固定し、密着させる効果があります。しかし、極端に踏みすぎると、土が固くなりすぎてしまい、かえってクラピアの成長を阻害する可能性があります。軽く踏む程度に留め、土の状態にも気を配ってあげてくださいね。
緻密に繁茂させる方法についてはこちらで紹介しています。
クラピア庭は最高の癒し
生育状況は植え付けた地域の気候及び土壌環境や植栽方法によって左右されます、全てのクラピアがブログの内容と同じになるとは限りませんのでご了承ください。
※ クラピア ® は(株)グリーンプロデュースの登録商標です。
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