タタルスタン共和国大統領の息子ら５０人死亡 ロシアＢ７３７墜落
ロシア中部カザニで１７日にタタルスタン航空の旅客機ボーイング７３７が墜落した事故で、非常事態省は乗客乗員５０人が全員死亡したと発表した。モスクワの日本大使館によると乗客名簿に日本人の名前はなかった。
墜落機はモスクワ郊外のドモジェドボ空港発カザニ行き。同機は午後７時２５分（日本時間１８日午前０時２５分）ごろ、カザニの空港着陸に向けて高度を下げていた際、突然急降下。同機の先頭から滑走路に落ち、大破し炎上したという。捜査当局は操縦ミスや故障、テロなども含むあらゆる可能性を排除せずに調べるとしている。
パイロットは墜落の直前、管制官に着陸をやり直すと伝えていた。事故機にはタタルスタン共和国大統領の息子と、ロシアの情報機関、連邦保安局（ＦＳＢ）の地元トップも搭乗していた。
墜落機は１９９０年製造で、タタルスタン航空は２００８年に中古で購入した。カザニはモスクワの東方約７００キロにあるタタルスタン共和国の中心都市。
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