今日は社会問題にもなりつつある(もうなってるのかな?)HIV感染者の増加について話をしてみようと思います。
17歳の若造が生意気な!って思いますか?
いえいえ、今じゃHIVやエイズに年齢など関係ありません。若い人の新規感染者が増えているのですから。
先進国でHIVウイルスへの感染者が増加しているのは日本だけです。これは非常に残念でなりません。日本では小学校、中学校、高校などでの性教育がきちんとなされていないのが1つの原因と考えます。僕は小学校でも中学校でも性教育を受けていません。高校では去年1時間ほど保健の時間に触れただけです。
梅毒などの性感染症やHIVウイルスについてはこれからいろいろと生きていく上で関係してくるだろうと思い、高1の時に自分で専門家を通して勉強しましたが、HIVウイルスの感染を防ぐことは非常に簡単なことであり、防げないわけないのです。
「コンドームをしない性交渉は本当の愛情表現でない」というのは、わからないでもないのですが、やはり安全性や妊娠を目的としないのであればそうは言ってられません。防げるのは自分たち。HIVウイルスについてもっと関心を高めるためにはまずは学校や家庭での性教育が大切なんだなと思いました。
不安ならまず保健所で検査を受けます。通常1週間ほどで結果が出ます。これで陰性なら感染を完全に否定することができ、万が一陽性の場合でもさらに強力な検査で再検査が行われ、そこで陰性なら感染を完全に否定することができます。ただし、検査を受けられるのは感染するきっかけが起こってから約3ヶ月後です。
これは3か月以上たたないと体内に抗体ができないからです。3か月以内に保健所で検査を受けても陰性になってしまうことがあり、陽性の人が陰性と判断されてしまうためにその人にとっても治療が遅れる原因となりますし、感染を広めてしまう原因にもなります。
まず防ぐにはコンドーム。そして、不特定多数のパートナーと性交渉をしないこと、お互いをよく知った上で行為をすることではないでしょうか。それこそが本当の愛情だと僕は思います。
HIVウイルスですが、このウイルスは実は非常に弱いウイルスです。例えば、空気に触れたらその時点で感染力は一気に弱まります。また、熱にも弱いです。ではどうして性交渉などで感染してしまうのでしょうか。
これは性交渉の行為によって粘膜に肉眼ではとても確認できないような傷ができます。その小さな傷から体液に含まれているHIVウイルスが侵入し、感染と至るわけです。キスで感染した例もありますが、これは口腔内の出血が原因なので通常ではありえません。虫に刺されても感染しません。
唾液にもHIVウイルスは含まれますが、唾液には少量しか含まれておらず、バケツ10杯分ぐらい飲まない限りは感染しません。
このように、感染源は限られています。最も多いのが性交渉です。性交渉での感染率は0.01%~0.1%と言われていますが、はたしてこれが低い確率なのか高い確率なのか、これは一丸にどうとは言えません。たった1回の性交渉で感染した例もあるのです。
防ぐのは自分たちです。感染者を減らすためにもHIVやエイズに関心を持ち、予防しましょう!