
チョッと変わった面白ネタです。
意外に見落としがちな避妊失敗の原因:急性胃腸炎
胃腸炎で薬の吸収が悪くなる(吸収されないまま下痢で出てしまう)と、ピルによる避妊効果が低くなる可能性があります。胃腸炎の症状が出始めてから1週間くらいの間、他の避妊法を併用しておくと安心です。
ほとんど誰も知らないかも知れない裏技
1989年に症例報告としてFertility and Sterility誌に発表され、1993年、2002年に無作為化比較試験の結果が出たピルの摂取方法です。要するに、信頼できる方法だということです。
たとえば癌に対する抗癌剤治療期間中に確実な避妊をする必要があるけれども
薬を経口的に服用できない場合などに、おそらく苦肉の策として考えられた方法です。
そういう場合は、経口避妊薬を毎日1錠ずつ腟の中に入れると効果があります。
私自身、初めてこの方法をみたときはチョッとびっくりしました。胃腸炎が長引いた場合にも使える方法なのでご紹介しました。
実際のところ、下痢が続いておなかが痛いときに性交したいとは思わないでしょうけれど、ピルを途中で止めなくてもいいので、案外使える方法かも知れません。
試してみる気になりますか?
インターネット上でよくある「デマ」として片付けられそうな情報ですので、自分の主治医にこの話をして笑われたら、Fertility and Sterilityという雑誌にのっていた方法だといってみて下さい。

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