こんばんは、最近めっきり秋めいてきて寒いですね。


早速、下っ腹にカイロを張り出したナカニシです。


が来たらどうしましょうね。。。。。カゼ


 

さて、体外受精で受精卵が得られたとき、胚移植することになりますが、


その時になぜ私は分割胚なんだろう?胚盤胞なんだろう?


と思うことはありませんか?


今回はその点について説明したいと思います。


 

受精した胚は採卵から二日目で分割期胚、五日目で胚盤胞期胚に成長します。


受精した胚は、ほぼ分割期胚になりますが、


分割胚から妊娠の可能性があるBL3以上の胚盤胞になるのは、


年齢に大きく起因し、30歳前後でも半分ほどだと言われています。


年齢が上がると胚盤胞到達率は有意の下がっていきます。


このことを前提にそれぞれの利点欠点です。


 

分割期胚移植


・より早い段階で、胚にとってベストな体内環境へ戻してあげられる。

・胚盤胞期胚に比べて分割期胚は得られやすいので、移植がキャンセルになりにくい。

・胚盤胞になれない胚を移植していることもある。

 

胚盤胞期胚移植


・体外で胚盤胞になれたものだけを移植するので、胚一個当たりの妊娠率が高い。

・胚盤胞が得られなかった場合、移植がキャンセルとなる。


 

皆さんの参考になれば幸いです。


 

さて、


来週114日(金)は院長の学会参加のため、休診になります。


115日(土)及び117日(月)の午後診大変な混雑が予想されます。


処方や相談、初診など、当該日でなくとも構わない患者様は、


別の日の受診をお勧しますよ。


皆様にはご迷惑をおかけすることになりますが、


宜しくお願いいたします。