こんばんは、最近めっきり秋めいてきて寒いですね。
早速、下っ腹にカイロを張り出したナカニシです。
冬が来たらどうしましょうね。。。。。![]()
さて、体外受精で受精卵が得られたとき、胚移植することになりますが、
その時になぜ私は分割胚なんだろう?胚盤胞なんだろう?
と思うことはありませんか?
今回はその点について説明したいと思います。
受精した胚は採卵から二日目で分割期胚、五日目で胚盤胞期胚に成長します。
受精した胚は、ほぼ分割期胚になりますが、
分割胚から妊娠の可能性があるBL3以上の胚盤胞になるのは、
年齢に大きく起因し、30歳前後でも半分ほどだと言われています。
年齢が上がると胚盤胞到達率は有意の下がっていきます。
このことを前提にそれぞれの利点と欠点です。
分割期胚移植
・より早い段階で、胚にとってベストな体内環境へ戻してあげられる。
・胚盤胞期胚に比べて分割期胚は得られやすいので、移植がキャンセルになりにくい。
・胚盤胞になれない胚を移植していることもある。
胚盤胞期胚移植
・体外で胚盤胞になれたものだけを移植するので、胚一個当たりの妊娠率が高い。
・胚盤胞が得られなかった場合、移植がキャンセルとなる。
皆さんの参考になれば幸いです。
さて、
来週11月4日(金)は院長の学会参加のため、休診になります。
11月5日(土)及び11月7日(月)の午後診は大変な混雑が予想されます。
処方や相談、初診など、当該日でなくとも構わない患者様は、
別の日の受診をお勧めしますよ。
皆様にはご迷惑をおかけすることになりますが、
宜しくお願いいたします。