こんにちはニコニコ

培養士のキシが担当します。

GWも残りわずかになりました。皆様、有意義な時間を送れましたでしょうかはてなマークはてなマーク


今回のテーマは『精液検査』です。

精液検査は治療方針に影響する重要な検査です。


当院での精液検査はSQA(Sperm Quality Analyzer:精子特性分析機)という機器を用いて検査しています。


その機器で分析することにより、総精子数・運動精子数・運動率・正常精子形態率・直進性・白血球数等のデータを得ることができます。


また、約10秒間撮影した動画を検査結果説明時にご覧いただけます。

精液検査の結果を聞きに来院される際は、ぜひ、ご主人様と一緒に結果を聞きに来ていただければと思います。

☆補足☆

WHO(2010)の基準値

精液量 1.5ml   精子濃度 15×106/ml      総精子数 39×106


高速運動精子率 32   
精子運動率 40   正常精子形態率 4


精子生存率 58

精液所見表現方法

正常精液…基準値をすべて満たす

乏精子症(oligozoospermia)…総精子濃度が基準値以下

精子無力症(asthenospermia)…運動率のみが基準値以下

奇形精子症(teratospermia)…正常形態精子率が基準値以下

無精子症(azoospermia)…精液中に完全に精子が存在しない


参考までクローバー