アメリカの心理療法士、マーティー・O・レイニーさんの著書『内向型を強みにする』。

 

 

 

この本でとても印象に残ったことは、私たちの文化では、外交的な特質が尊ばれ、報いられるという特徴があり、内向的であることに否定的な文化のなかで私たちは生きているということである。

 

 

 

行動、スピード、競争、活力など「その場に出ていくこと」「とにかく行動する」ことが理想の文化のなかで、内向的であることに、人々が引け目を感じるのも無理はないだろう。

 

 

 

また、最新の研究では内向型の人と外向型の人とでは、生来の脳の回路に違いがあることも発見されたそうだ。

 

 

 

以下、著書から引用『エネルギーの取り組み方、刺激に対する反応、情報や経験に対するアプローチが両者の最も大きな違いだと言われている。

 

 

「外向型」は人と話したり、外の活動からエネルギーを得、少しでも多く刺激を得たいと飛び回り、広く浅く経験を積み重ねていく。

 

 

一方「内向型」はエネルギーをアイディアや感情などなかの世界から得て、静かに自分と向き合うことで充電し、深く経験することを好む』

 

 

 

このように、「外向型」と「内向型」とでは、エネルギーの充電方法が異なるのである。

 

 

 

外向型の人は、外に出て、いろんな人と交わることでエネルギーを得るが、内向型の人は、多くの付き合いは必要とせず、より親密な強い結びつきや自分に栄養とエネルギーを与えてくれる中身の濃い会話を好むようだ。

 

 

 

内向型の人は、外の世界からの刺激に弱く、すぐに「もう手一杯」という気持ちになってしまうので、無意味なおしゃべりを喜ばないのもそのためだそうだ。

 

 

 

だが、決して社交嫌い、非社交的なわけではなく、ただ違うかたちで人と交わっているだけなのだ。

 

 

 

そこでマーティー博士は、内向型の人は自分が消耗しないためにも、世間との付き合いを制限し、エネルギーを回復させてくれる刺激の少ない環境や一人の時間などで、バランスをとる必要性を述べている。

 

 

内向型の人は自分のエネルギーのレベルが今、どれくらいか、自分自身に次の質問をしてみるといいそうだ。

 

 

・  精神的エネルギー、レベルは今、どれくらいだろう?私は覚醒しているのか、朦朧としているのか、それとも、脳死状態なのか?

・  肉体的エネルギー、レベルは今、どれくらいだろう?私はへとへとなのか、元気なのか、それともハツラツとしているのか?

・  今の私は、刺激過剰だろうか、それとも、刺激不足だろうか?

・  ひとりの時間は必要だろうか?

・  外の刺激はいまの私のためになるだろうか?(例 友達と会う、博物館に行く)

 

 

 

エネルギーがしっかり充電できているなら、外の世界に出てみればいいし、燃料不足なら断ればいい。

 

 

 

ちなみに、この著書の第1章で、あなたは内向型かどうかのテストが記載されているのだが、30項目の質問にあなたはいくつ当てはまるかで、私は30中25の完全な内向型であった(笑)

 

 

 

他にもパーティーや会議の場での人付き合いや内向型の子の子育てなど、あらゆるシュチュエーションで内向型の人の特性をどう活かすかの工夫も述べられている、なかなか読み応えのある一冊だった。

 

 

 

内向型かなと悩んでいる方、おすすめの一冊です^^