今日の測定結果
 体重:75.6kg(前日比:---kg)
 体脂肪率:29%(前日比:---%)

 文章そのものは書き上げていたのに、アップするのをころっと忘れて早くも×日。いかんですな。
 ここしばらくは、体重は75kg台中盤で横ばい。運動直後の瞬間最小値では74.2kgまで落ちたりもしますが、定時計測にはあまり変動無し。
 暑いせいか、ブートキャンプの応用プログラムが最後まで保ちません。せめて30分……を心に誓いながら続けていたのですが、最近では応用プログラムはすっ飛ばすことにしています。基礎>腹筋>最終、って感じですね。お盆はあまり出来ませんでしたが(汗)
 腹筋がそこそこ筋肉質になってきたこともあり、最近は腕や肩回りを意識して負荷を与えるようにしています。それにしても、ある程度筋肉がついてきて、脂肪も絞れてきたと思うのですが体脂肪率があんまり変わらないのが悩みもの。筋肉の付き方も、腹筋・太もも(内側除く)・膝下のようにかなり鍛えられた部分もあれば、腕・胸・背中・内ももなどはあまり引き締まっておらず、ちょっとアンバランスな感じです。
 とは言え、目標体重まではまだ約10kg。どこのぜい肉を落とせるだろうか……。夏の間に75kgを下回ることは出来るのか?!


●7月26日・神経科

 7月26日、この頃の僕はかなり気分が下向きの状態でした。向きだけじゃなく、実際にずぶずぶと沈みきっていたわけなんですが。で、この日の通院では、その時のふさぎ込んでいたあれこれを相談。

える「……って感じなんです」
Dr.「奥さんとのことは奥さんと話し合って貰うしかないですねぇ」

 と言いつつも、いくつか助言は受けたので、それを元に家内と話し合い。

 この頃のふさぎ込みっぷりはもの凄かった上に、何故そんなに落ち込んでいるのか理由が分からない。ささいなきっかけ……というのも、これだというものが思い浮かばず。
 ならば理由はさておき、なんとか気分転換をしよう……と思ってあれこれ試してみるのですが、何をやっても楽しく感じない。好きな本を一気読みする、心にぐっときた映画のDVDを引っ張り出してきて観る、大ハマりしたゲームを再プレイ……そう、これら全部「前にやったこと」ばかりなんですよね。
 この際なので書いてしまいますが、今の僕には自分で自由に出来るお金……いわゆる「お小遣い」が無いのです。欲しいものがあるときは、家内を拝み倒す以外に道がないわけですよ。マンガ一冊買うのにも、事前に報告してから買うという状況で。 しかし「じゃあ働きに出れば?」と言われて、まともに人前で仕事ができる状態かと言えば、正直無理。と言うか、この日、ドクターに尋ねてみたのです。

える「少しでもお金をなんとかしようかと、無理矢理にでも仕事探しに出ようかな……とか思うんですよ」
Dr.「そうは言っても……無理でしょう……。今えるさん見てて、行けそうに見えないですよ……」

 と言われる始末。
 タバコを吸う習慣が無くてよかったなぁ、と、この時は心底思いましたよ。昔は「どんなものか一年だけ吸ってみよう」ということで吸っていたのですが、公言通りに一年で終了。それ以来でタバコを吸ったのは、友人が事故死したときに、その友人が吸っていたタバコを一本吸っただけです。……それはさておき、もし僕にタバコを吸う習慣があったなら、タバコを我慢する苦痛とも闘う羽目になっていたか、タバコ代が生活費を更に圧迫していたかの二択だったでしょうから。

 まぁ、本については家内も嫌いではないので、言えばたいていは許可も下ります。ただ「これ面白そうかも?」という、新規開拓はほぼできなくなりましたが……。
 友人から遊びの誘いがあっても、これも家内に話せば、ほぼ参加できます。遊びに行くときは家内も一緒に行くので、お金は出してくれるというわけです。
 観たい映画……これは微妙。たいてい流れる羽目に。

 しかしアレですよ。家内の好みから外れそうな本を買いたいとか、誘われるのを待つのではなく「気晴らししたいから、遊びに行こうぜー」とこちらから誘うようなことは、自由にできるお金を持っていない身では出来ないのですよ。気分転換に映画館へ……なんてことも無理。
 自分の気晴らしの話だけでなく、家内の誕生日や、結婚記念日に何かプレゼント……なんてことも、当然出来ません。そういう日が来るたびに肩身が狭い思いになり、早くなんとかしないと……と心が焦って悪循環に陥るのがパターンになっています。

「えるにとって、お金のかからない気分転換はないのか?」

 と思った方もおられるかもしれません。家内にも言われました。
 何というか、人の嗜好はそれぞれですよね。身体を動かすことで気分がすっきりするという人もいると思います。僕も嫌いではありません。しかし、一人でやるのはどうしようもない孤独感にさいなまされるので、僕には向いていないのです。あと、身体を動かす類の気分転換は、気分が晴れてくる効果が出始めるまでの時間がかかるのと、必ずしも効果が出るとは限らないこと、さらに一時的な気分転換にしかならない……のです。僕にとっては。
 考え方を変えなきゃ(例:もっと気楽に楽しむようにとか、最初からそんな気持ちだから楽しめないんだから考え方を変えろとか、とにかくやってみようとか、やる前からぶつぶつ言わないようにとか、●●さんは楽しんでるじゃないかとか)なんて言われても、そんな簡単に考え方の切り替えができるなら、そもそもうつ病になんてならない気がします……。

 テレビを見たりしてても、気分は楽しくなりません。バラエティ番組なんかで、つい笑ってしまっても、すぐに「笑うような気分じゃないのに、何笑ってるんだよ俺……」なんて調子で素直に楽しめません。しまいには、食事制限で食べることの出来ない料理や、自分が欲しいけども持っていない品が目に映り、なんとも言いようのない自虐的な気分になったりする始末。
 そもそも、笑いに心を委ねるような状態じゃないんです。喩えるとすれば、マッサージを受けようとしているのですが、まだ何の準備も出来ていない状態で、いきなりマッサージをされたような、なんかそんな感じ。椅子に座るなり、台に横になるなり、ちゃんとマッサージを受ける姿勢になってからでないと、マッサージを受けても気持ちよくはならないのですよ。

 このあたり、ドクターに話したところ、

Dr.「無理に何かしようとしない方がいいです。テレビにしても、見たいと思うのなら見ればいいですが、気分転換のために無理に見るのなら、見ない方がいいんです」

 と、珍しく立ち入った言葉が出てきました。さらには「やりたいと思ったことをやった方がいいんです。そう思わないことをやっても逆効果になるだけです」とも。

 この結果を受けて、家内と話し合った結果……お小遣いが出ることになりました。月に●千円(ここは伏せときます……)。使うも貯めるも自由。
 思い当たる使い道を書くと額が予想できそうなので敢えて書きませんが、気分転換についてようやく道が出来たような気がしました。

 実際のところ、家内から「お小遣い欲しいってことなん?」と尋ねられると、「お金でどうなることでもないんや」と、突っぱねてました。しかし、これが「お小遣い出そうか?」という言い方に変わった途端、目から鱗が落ちました。
 お金があればどうにかなる訳でもない。だけど、無いと話にすらならないんだ、って気付かされました。
 そうして、お小遣いが出るということが決まって、ようやく袋小路から抜けられたような気がしました。前に調べ物があって、僕と似たような境遇(うつ病のため仕事に出れない。収入は奥さんのものに頼るしかない)の方のサイトでこんなことを書いてました。

「仕事に出れなくなって何が一番辛かったかというと、妻に小遣いをお願いすることでした」

 どこのサイトだったか思い出せないので、文章はうろ覚えです。その気持ちは、痛いほどよく分かりました。だから僕も今まで切り出せずにいたのですが……もうそれじゃ事態が悪化するだけだと思い知りました。
 とは言っても、実はそのお小遣いは、さっそく「貯め」モードなんですが(汗)