狂炎ソナタ 感想文 | LOVE ☆R☆ MORE リョウクを愛でる

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スーパージュニアのリョウクさん溺愛。
リョウクさんがみんなに愛されているのを見るのが大好きです。

りょは~

おはようございます。

 

この1週間,

7日中5日,オンラインだけど狂炎ソナタを見られて,とても幸せでした。

昨日は,初のジュチャン君のS。

純粋さが際立つ感じで,

割とクールな感じなのに,最後の号泣…もらい泣きしました。

 

とはいえ,劇中は,何度か泣いても声が出るまでではなかったけど,

カーテンコールで登場したリョウクさんを見た時は,声を出して泣きました。

最後に舞台を去る時の笑顔で,

「終わっちゃったんだ」と思ったら,さらに泣けた。

リョウクさんに,心からお疲れさまとありがとうを言いたいです。

 

状況が状況だし,

スケジュールもハード。

そんな中でも,退勤の時に生配信までしてくれて,

Jに入り込んでいるリョウクさんを心配したまま眠らずに済んだこと,本当にありがたい。

 

ヨボショとか,アガサとか,夜中犬の時も,

リョウクさんって,本当にすごいなと思ったけれど,

今回の狂炎ソナタは,

ピアノも歌もむずかしそうだし,

演技は重いし,

3人劇でひとりひとりのキャストにかかる負担も大きいだろうし,

後輩を引っ張っていかないといけない立場でもある。

どれだけ大変だったか,想像もできないです。

ものすごく,リョウクさんを尊敬するし,

リョウクさんを好きになれてよかったと思います。

 

 

 

さて,ここからは,

「狂炎ソナタ」という物語の感想を。

 

日本公演から数えて,オフラインとオンラインを合わせて7回,

同じ作品をこんなに見たのはもちろん初めてで,

見れば見るほど,新しい疑問が浮かんだり,Jの気持ちがわからなくなったり,わかったり,

本当にいろいろと考えて見られた物語でした。

 

Jの演技,

リョウクさんと他の人とでは,かなり違っていたそうで,

Jに対する解釈の違いが面白いです。

実際,SとKもキャストによって若干違いますもんね。

それに合わせてリョウクさんの演技も。

それが特に顕著だったのがJだったとのこと。

今回は,リョウクさんセットで観劇をしたので,

他の方のJを見る機会はなかったのですが,

中盤に一度見るチャンスがあったら,見てみたかったなと…。

 

 

ここから,

かなりネタバレあります。

 

 

 

 

 

 

私が見ている中で,

途中までどうにも腑に落ちなかったのが,

Sが「死の顔」を歌っているところに現れたJ(の幻)と,

「君と僕」連弾の最後のJが,

Sに微笑みかけるところ。

 

物語が始まってから最後まで,

SとJが,そんな表情をする関係性に見えなかったから。

 

でも,回を重ねるうちにわかってきたんです。

あのJは,

物語が始まるよりも,もっとずっと前のJ。

勲章を受ける前のJなんだと思います。

 

物語の初めから,

リョウクさんのJはおどおどしています。

ここが,他のJと決定的な違いらしい。

 

 

Jは,Kの作業室に来るまでは完璧だったと日記には書いているけれど,

実際には,Kの作業室に来るより前に,盗んだ(と自分では思っている)音楽で勲章を受けています。

 

でも,盗んだ相手はそのことについて何も言わず,

毎日一緒にいるのに,今まで通り余裕のある顔で「おめでとう」と言う(多分)。

自責の念に潰されそうになりつつ,

もっといい曲を作らないと,自分は一生この劣等感から抜け出せない,何としても賞を取らなければいけない,自分の曲で認められないといけないという,ぎりぎりの精神状態でKのところに来たのだと思います。

初めのおどおど感,Kに怯えていたのではなく,

曲を作れないことに怯えていたのかもしれない。

Jが見ているのは音楽だけ。

その時点で,すでにおかしかった。

 

そうでなければ,下戸なのに飲酒運転で事故は起こさないし,

森にも隠さないと思う。

 

事故は,Jが変わるきっかけだったのではなくて,

方法を見つけてしまうきっかけだったのかも。

 

事故の後,音楽が浮かんできたシーンのリョウクさん,

戸惑いながらも嬉しそうに笑っていました。

 

自分の名前で世に出てしまったSの音楽を超えることは,

Jにとっては絶対に,何としてでもやり遂げなければいけないことで,

それはもう,物語が始まった時には,そうなっていたんだと思います。

 

炎のシーンでJが戻りたかったのは,

曲を盗む前の自分だったんじゃないかな。

 

だから,最後のほほえみは,私の知っているどのJでもない。

 

私の知っているJは,電話をしても会いに行っても,Sを見ていない。

ほんの一瞬,ピアノを弾いている時と,刺してしまった後以外は。

 

 

最後の回,

途中をマルチアングルで見ました。

 

JがSにピアノを弾いてほしいと言った後,

「色あせないように」を引き始める前,Jがナイフを手にしていたのにはじめて気づきました。

そして,弾きながらSが昔のことを話すのを聞いて,ナイフを置きました。

スフォルツァンドで入っていく数小節前に溜息をついたJは,その時殺すことをやめたのだと思います。

でも,インスピレーションを得られなければ,曲を作ることもできない。

曲を作ることができなければ,Sに向き合うこともできない。

ピアノを一緒に弾いて,一瞬戻れたような気がしたけれど,

盗んだ音楽で勲章を受けたことがまた頭をよぎり,

弾くのをやめてその話をしたのかなと思いました。

 

「リョウクさんのJは,Sを通り越して音楽を見ている」と表現している人がいて,なるほどと思ったけれど,

私は,

「リョウクさんのJは,Sと自分の間に,乗り越えられない音楽を見ている」のかなと,感じています。

 

 

Sがいなくなってしまった後,

Jはソナタを完成させる意味も失ったけど,

教授の言葉で,

Sと一緒に,楽譜の中で生きようと思ったのかな。

 

究極に切ないな。

 

 

しばらくは引きずりそうです。

 

そんなことを言いながら,

最後に,昨日の退勤デートの可愛く撮れたスクショだけは貼っておきます。

だって,基本陽気なリョウクペンですからw

 

 

 

リョウクさん,今日はゆっくり休んでねハート