ご無沙汰してました。ゆうきちです。
震災の影響が都心でも随所に残り、被災地では本当に深刻な状態が続いています。
そのような状況ではありますが、東京に住んでいる我々は、しっかり前を向いて長期的視点・短期的視点で自分たちができることをやっていこう、ということで、今週から土曜馬場LBも再開しました。
再開後の第一回は、6月からケニアに行かれ、またその準備のため来週から大阪での研修に入られるKさんによる「HIV / AIDSに対する差別・偏見」についてです。
AIDSは、今や知らない人がいない病気ですが、その中身は意外と知られてませんし、僕もよくは知りません。
ということで、HIV / AIDSに関する簡単な基礎知識から![]()
まず、HIVとは、ヒト免疫不全ウィルスといい、名前のとおり免疫を不全に陥れ様々な病気(肺炎など)を誘発してしまうウィルス。そして、HIVに感染後、5~10年くらいでAIDSという病気が発症してしまうとのこと。
HIV感染からAID発症を半永久的に伸ばす薬も開発されているらしいです。ただ、保険が効かないこともあり、1日1万円
もの薬代がかかってしまう場合もあることに加え(障害者認定はされるということですが)、必ず決まった時間に飲まなければいけない、というものらしいです。
HIVの感染経路は3つ。性交渉による感染、注射針の共有や血液製剤などによる血液からの感染、母子感染。
性交渉による感染には、周知のとおりコンドームが有効ですが、最近では女性用コンドームもあるとのこと。これは、女性が自ら身を守るために開発されたということらしいです![]()
そして、本日の本題である「HIV / AIDSに対する差別・偏見」の話に。
差別・偏見をしないと考えている人も、「もし死んでしまう場合、白血病とAIDS、どちらで死にたくないか?」と問われたら、おそらく大半の人がAIDSと思うのでは?
例えば、こういうところに差別・偏見は現れているとのこと。また、HIVに感染したと知られた場合、さまざまな精神的・物質的差別・偏見を受けることになると考えられますが、その理由としてKさんは大きく3点を挙げられました。
1.恐るべき死に至る病気であること
2.社会の少数派から始まったこと
3.多くは性交渉が絡むこと
確かに、なんとなく感染経路は知っているんだけどそれよりも怖さが先行するし、ありふれた病気のようで他の病気とは異質の特別な人がかかる病気なのではという気もしなくはないし、多くの場合快楽を求めた結果な気がしてしまいます![]()
このため過去には、外国人への差別や、感染者が実名報道されてパニックのようになってしまった事件や、不当解雇に関する裁判が起きたとのこと。
その後、Living together our storiesの中にある手記から、参加者各自が一遍ずつ朗読し、朗読した人が感想を話していきました![]()
僕が朗読したのは「抱えきれないとまどい」という、女性陽性者の手記。
自分自身がHIV感染しているにもかかわらず他のHIV感染者へ偏見の目を向けてしまうとともに、HIVに感染した自分にも嫌悪感を覚え苦しんでいる、といった内容のものでした。
様々な病気で悩んで苦悩している方は、いらっしゃると思いますが、自己嫌悪に陥ったり、過剰に周囲からの差別や偏見を意識したり、とHIV感染は他の病気とは異なる苦悩を強いてしまうのかもしれません。
それは、感染した方に留まらず周囲の方々にとっても。
それぞれ朗読した後、以下の3つのグループに分かれグループディスカッション。
1.友人からHIV感染したことを告白されたとき(どう接するか)
2.パートナーからHIV感染したことを告白されたとき(どう接するか)
3.自分がHIV感染したとき(誰に伝えるか、伝えないか)
僕は3.のグループに入ったのですが、よほど緊密になったパートナーにしか話さない気がしました。話すと自分の気持ちは軽くなるかもですが、得ることより失ってしまうことが多い気がしますし、話された側の立場を考えても心が重くなったり困ってしまうことが多いような気がして。
もしかしたら、こういう風に考えていること自体が、差別や偏見なのかもしれません。
今回の発表を聞いて、差別や偏見をなくさなくては、とは思うのですが、差別や偏見を完全に消し去ることは難しいのかもしれないなとも個人的には思いました。
なぜなら、1.不治の病であること、2.(通常生活では感染しないとはいえ)人から人へ感染する病であること、だから。
怖いのは、ガンも白血病も脳溢血もパーキンソン病も同じ。ただ、それらと違うのは、人から感染すること。通常生活では感染しないことは頭ではわかっていても、心のどこかでは万万が一を恐れてしまう、つまりは知識に心が勝ってしまうように思います。
なので、心の割合を少しでも小さくするために、知識の割合を多くしておこうと思います![]()
そしてもし、友人からHIV感染を告白された場合、いつもと変わらない関係を保ち、かつさりげない気遣いができる準備をしておきたいと思います![]()
ただ、まだ見ぬパートナーからHIV感染を告白された場合の対応は、その人との関係やその人への想いの深さとか、その場になってみないとわからないことが多くて、ちょっと想像できません![]()
そういう意味でも、正解がないこういう問題は、やっぱり根が深いですね。。。
ということで、再開後の一回目は深く考えさせられる発表でした。
門仲チームから来られ、そして来週には大阪に行かれるKさん、ありがとうございました![]()
その後は、とある方から、ケニア行のプレゼントとしてKさんに渡された、けん玉とヨーヨーで和気あいあいと楽しみました(Kさんはなんと、けん玉準初段らしい
)。
来週の発表は未定ですが、LBの後に、新宿LBの方々などと合同で新宿御苑
に行く予定です。
ぜひぜひご参加くださ~い![]()