変わるべき時には、変わらなければならない。

 

これは、私の座右の銘です。

 

全く新しい時代、文明の転換が起きるのを目撃しています。

 

もっと自由になる時です。

 

そのことを認識できないコメンテイターが

今回の事象とはレイヤーが異なる「現実論」という理屈を振りかざし

9月制導入に懸念、分かったようなことを言うのを聞くと

流石に「終われ」と感じます。

 

何年も前から議論もあり、

大学でも導入しているのだから

ドサクサではないはずです。

 

息子と私で、悪態つきっぱなしです。

息子は署名運動を始めそう。

 

付け焼き刃で1年を過ごすというのは

犠牲になる世代を作ること。

それを確信犯的に社会が認める。

 

その理由は、大人の事情、ということです。

 

だったら、最初からうまくいかなくても新しこことに向かって

チャレンジする方がいい。

新しい世界を早く掴みに行った方がいい。

 

能力のない政治リーダーや全時代的教育者のせいか、

学校も右往左往しパンパンで対応できていないんですから。

 

中間テストは中二の範囲で行います、との連絡。

内申の対策ですが、それは学習の遅れの本質的な改善ではありません。

宿題は出ていますが、ほぼ本人任せ。

また学校の機能は、教科書の学習や内心だけではないですから。

 

そもそもこの時期は、体育祭や修学旅行の準備を一生懸命行い、

最後の部活の大会に向けて充実した時間を過ごしている

はずだったのです。

 

人生の中の、貴重なティーンエイジャーの体験が

大人の事情で奪われる。

 

オリンピックなんて、まだやれると思っているのでしょうか。

1年後に世界中の人が街に溢れるなんて、冗談じゃないわけです。

 

時代が全く変わってしまったことがわかれば

今までの計画が乗った器そのものが大過去に属すとわからないだろうか。


4月に入って臨時休校が確定したあたりで、

教育については、

 

1)留年、もしくは高校入試年度をずらすことを可能にする

2)9月制を導入する

3)入学時期を選択できる(特に小学校)

 

の二つの方向について息子と話していました。

 

海外の事情を説明し

9月入学制度について話したところ

ものすごくやる気が出たようです。

 

もう一つ、ついでに

小学校入学時期を選択できるようにすべきです。

 

日本では、育児について何歳で何ができる、

という縛りが異様だと思います。苦しいです。

どれほどのお母さんが、

そういった基準に振り回されて余計なストレスを

抱えてきたでしょうか?

 

この年齢主義が大人になっても続くのです。

 

早生まれの息子はクラス一番幼い感じの子供でした。

入学を遅らせたくても制度上できませんでした。

 

これが別の国なら、小学校入学前に

「今、入学するか来年にするか」

の選択肢があり、

子供の成長に負担をかけない速度を選べたわけです。

 

私は帰国子女が非常に多い高校にいたので、

同級生には年上の人々がいました。

随分前の時代に、です。

 

息子に、もし来年、新天地に行って

中学3年からやり直すならどう思うか聞きました。

当然、同じ学校ならいやだそうですが、

知らない場所なら

刷り込まれた「年下感覚」から解放されることはわかっています。

 

もう一つ。

これは地域性があるのだと思います。

周囲に、やはりすごい資産家が多いのです。

他の児童は、月に大変な費用をかけてオンライン授業をしている

生徒がたくさんいるので、

学校への教育のクレームが少ないのかもしれません。

 

うちのように農村育ちの子供とは

経済格差=教育格差の縮図を垣間見るような状態です。

 

9月に収束しているとも思えませんが、

9月に始業すると決めれば、

年号も変わり、新しい時代に向けて、

大きく生き方を軌道変更できると強く感じています。