第三者がいる前での名義変更の合意を前提に、
購入条件について交渉中だった農村の家の件。
井戸が故障しているので、家賃1万円は棚上げ。
地目変更や、上下水道の問題など
山積みの土地で、その問題を一つずつ調べ関係部署に確認。
地目変更について農業委員会を私たちの活動履歴を
紹介するなど信用を得て了解を受けた。
難題クリア、手続きは私が代行可能です、と書面を送った数日後に
大家が別の不動産屋に土地売却を持ちかけた。
間に入ったのは、大家の友人の息子で、何も知らずに引き受けた。
私は不法占拠者扱いをし、下品な口調で電話がきました。
別の不動産屋が買ったので大家が変わる、
家賃を払ってくれ(4万だと誤解)
払わないなら荷物は捨てて、家屋を取り壊す。
私の方は、
「3年使った畑を、土が良くなった途端に返せと行ってくる悪徳大家がどれほどいるか?
よそ者入植者いじめが後を絶たない土地柄で
仲間は何人も、この村を出て行きました。
新しい大家が誰かも分からず、
どんな悪徳業者かもわからない。
一切、お答えしません!」
と回答。
経緯を話し、脅せばなんとかなるよそモノじゃないのが
わかって来た段階で雰囲気は変わりました。
そんな顛末で、昨日行って来ました。
午後に訪問しますと伝えてあったのですが、電話してもつながらない。
直接行ったら、マップに不動産屋名が記載されていた場所にあったのは
普通の一軒家とハウス。
再び電話したら、
「すみませ〜〜ん、〇〇さん、外出してしまって…。」
前回の電話で、私のことを「あなた」と呼ぶので
気分が悪いから「〇〇です」と数回言い直しましたが、
今回は最初から敬意を持って名前で呼ばれました。
別人?みたい。お客様扱いされてる??
もう、こんな田舎あるあるが我が身に再び起きるなら
楽しんでやれ!
胡蝶しのぶモードで楽しんでやれ、と思いました。
「そうだったんですね〜、いらっしゃると思ってました〜。」
「仕方ないですね〜。」
「私たち、植物が財産なので。移植する土地がないことには始まらないんです〜」
「息子が生まれた際の植樹、亡き母がくれた貴重品種、宿根や種子で土の中にあるんです。
ここで移植先がなければ広島においでと呼ばれていますけど、、、」
※大家事情の強制退去は、家賃数ヶ月の費用と引越し代金、新しい住居の敷金程度などを要求できる場合があります。
「昨日、私たちがこの家に戻るのを待っていた近所の仲間に起きたことを伝え始めました。
みなさん、その地域ありありだね、っておっしゃって協力的でした。
そのうち話も広がって、いろいろな情報も入ってくると思います。
息子が一番悲しんでいますので、同級生のお母さま方にも
ことの顛末を伝えましたので、早々に広がるかもしれませんね〜。
不動産トラブルが多くて皆出て行ってしまうので、
同情的でしたね〜」
「農業委員会もお世話になったので、顛末のご報告をしないといけませんし、
法務局と家庭裁判所にも、いろいろ確認しておこうと思います。」
「そうそう、〇〇不動産さんも、この土地の方なのでご案内いただこうかと思ったんですけど。」
いろいろな含みを持たせて、いかに土地に根付いていたか、
明るくパシッとお伝えしておきました。
数日後にはアポを取って会いにいくので、
私たちが何も卑怯なことなどせず、
むしろご高齢で遠隔地に暮らす大家さんに配慮して
様々なことを代行していた旨など、しっかりとお伝えする予定。
そして、私たちはその土地のコミュニティーの中では知られているので
事情を知りながらその土地を買う不動産屋さんの名前は
弱者いじめとして拡散することも、やんわりと伝えようと思います。
できれば、過疎地で学校も消えていくその村の再興を
若手不動産屋さんとともに考える、
という展開を希望しています。
続く。