3日前、農村の家の大家から、鍵を返せと連絡。
昨晩、不動産屋から、土地が売却されたと電話があった。
名義変更について話し合い、私が手続き関連で動いていた借家のことで。
そもそも、好きにして良い、という話で契約書もありません。
お金をかけて修理し暮らした誰も借りない廃屋のような家。
前の農業研修生がゴミを残し、非常に汚く住んでいました。
汲み取りトイレで上水がない。
下水垂れ流しなので、排水にはとても気を遣う。
内装も直し、外装も塗装。
風呂釜も新しく取り替えた。
震災で壊れても直し、台風の倒木も管理。
庭と畑には貴重な植物。
屋内には二つの冷蔵庫のシードバンクと資料室。
ところが、実家の火災の片付けなどで東京に一時戻った間に
井戸が壊れてしまった。
水がなければどうにもならない。
通っても宿泊できない状況です。
井戸を修理すると数十万かかるので、
土地を譲って欲しくて大家に連絡をとっていました。
「そんなに気に入ってるなら名義変更してやる」という流れ。
複雑な条件の土地なので詳細を詰めることになった。
水道局や市役所通い、
農業委員会の田畑に関する地目変更の合意も
私たちの実績と説得をもって容認され
法務局への手続きに関する詳細を大家に書面で送り、
私が手続きの代行できますよ、とお伝えしました。
すると、大家の態度が豹変し
3日前の鍵を返せという反応につながりました。
高齢で、記憶が消えてしまう状態のようで
第三者がいないと困ったな、と感じていた矢先。
地域の方に聞いてみると、そもそも厄介な人物ということ。
「難しくて面倒になってしまったから切ってしまえ」という感じなのが伝わりました。
そして昨晩、地元不動産から電話で
別の不動産屋さんに売却が決まりましたとのこと。
しかも、荷物はすべて捨てますよ、と脅されました。
その不動産屋さんが何も事情を知らないのがわかったので、
状況を説明したら、
「購入相手が一般だったら逃げてしまう話」
と問題を理解されたよう。
そもそも前日に大家から依頼があり
お友達の不動産屋さんに話を持ちかけ
「売却した」と私に伝えたものの、
まだ契約も何もしていない。
登記したもの勝ち、とまで言われました。
この地域特有の男尊女卑の感覚なのか、
舐めて脅してきたような印象です。
大家さんは過去20年にわたり、私たちの仲間への土地売却や賃貸を含め
経済的には良い思いをしてきた方。
聞けば、隣人は、10年以上前にその大家から購入した土地が
名義変更されないまま固定資産税は支払っている、という。
たまたま法律事務所関連の事業のお手伝いをしているので
特に脅しにも乗らず、
4月からの法改正の運用で法曹界も揺れていると聞いています、と伝えました。
廃屋のような家を修理した上で、何100万も支払ってきた。
明日、その不動産家に会う予定です。
ポジティブにお話をしたいと思っています。
全く、農村の土地をめぐるよそ者いじめ。
トラブルは後を絶たないです。
理論的に話せば生意気な女って思われるしね。