ただでさえ大変な実家の片付け。

 

捨てちゃったのはDELVAUXのブリヨン?風?

 

このバッグにはさらに煤けた色違いがありましたが、捨てちゃったんです。

ちょっと後悔した頃に、バカ高くなっていることがわかってしまった。

ブリヨンだったら、今の価格では64万とか。

 

後悔未満だけど、心がワジワジしています。

たとえそれほど好みじゃなかったとしても。。。

 

 

そんなことをやっちゃった背景は以下。

 

百貨店勤務だった父母。OB会会長の父はリーマン後の買い支えを率先した。

家を建て替えた時引越し時、片親が病になり片付かないうちに泥棒が入った。

PTSDから心の病に。ますますごちゃごちゃ片付かないまま他界。

残った親も病、ごちゃごちゃの中、火災が起きて家中が煤で真っ黒。

 

出張が多かった父は、お土産にバッグを買ってきました。

昔の日本では珍しいブランドもありました。

 

そんなこともあって、

 

趣味が合わない高そうなものが、煤をかぶって出てきます。

 

すごいストレス。

ものがかわいそうで仕方ない。

心の修行。

捨てたものを横から拾う家族は裏切り者!!!

 

淡い色の服や鞄などはクリーニングでも復元せず処分。

新品もタグ付きで出てくるけど、メルカリ?なんて言ってられない物量だし微妙に煤をかぶってる。

人にあげるには難あり。

 

とにかく、衣類だけでもすでに1200着捨てて、まだまだあるという異常。

 

だんだん、麻痺しました。

限られた時間で作業しないといけない。

 

めんどくさい、

めんどくさい、

めんどくさい!

めんどくさい!

 

という音しか心に響いていなかった。

 

隣で手伝う息子の、お宝、お宝、お宝、という声が鬱陶しかった。。。

 

そして、ようやく火災保険申請をしたら、

 

鑑定人のカバン評価額が新品購入価格で数千円みたいな?

 

それはないでしょ。

 

結果的に、手元に残ったものの価格評価を自分で証明することになりました。

すごく大変。

 

そして徐々に、現在の価格高騰の異常さに気付きました。

 

昔はそこまで高くなかったブランドのものも、今では高額品。

高級ブランド系ファッションは関心がなかったし

農村にいたのでわかっていないことがいっぱいありました。

 

そして、煤けたバッグのなかで、一点だけ、悪くないかも?ちょっといいかも?

と迷った末に処分したのが例のDEALVAUXでした。

 

好みじゃないから捨てたんでしょ、って思うものの

微妙に二つに割れる自分。。。。

 

時間との戦いのように片付けていたものの、

だんだんこれでいいんだっけ、という心のスキが。

 

だって、今ならきっと浮かないのよ?高級ブランド品も?

わかりやすいブランドバッグが苦手だからって、冷静に見れば、商品としてよくできてる!!
 

ほぼ、

農村でオーガニック、エシカルライフを17年やってた自分

VS

所詮は都会のもやしっこな自分

 

なんとなく、精神が退化している感を味わってます。

 

好みと違う煤けた高級バッグ群が宇宙テストのような…。

 

DELVAUXは父のお気に入りブランドだったよう。

小学生の頃のお土産すらデルボー。

(おばさんみたいな鞄だな。。。)と思っていたのです。

 

子供には渋すぎる。

馬車のバックルがドカンとついていたのがダサくて外してしまいました。

 

でも、高校生になって通学に使うようになってからは、

とても使いやすい鞄で、徐々に愛用品になっていきました。

今あったら、すごく便利なサイズ感でした。

(あれはどこに行ってしまったのかしら?)

 

手元に残った緑の方は、クリーニングして大事に使わせてもらおうと思いました。

今の年齢なら似合うかも

 

明日も元気に実家のお片付けに行ってきます!