授業の進め方ですが、本来は1コマ50分のレッスンを1日に6コマ、1週間で6泊7日です。

それを、私の事情で、1日に8コマ入れたので、朝の8時から夕方5時までレッスン。

 

同じ先生がずっとついてくださって、ホワイトボードが設置された小さな個室で学びます。

 

 

私の担当になったのはJ先生。

フィリピンの若者に多い、ツーブロックで下の方を刈り上げて、クルンとカールした髪の毛をポニーテールにしています。

 

最初の印象は、やたら若いけど、大丈夫かなというもの。

 

国内の語学学校で体験授業を受けた際に、一概には言えないとしても

若い先生だと会話が表面的になることが続いたため、大人の社会人経験のある先生をお願いしていました。

 

でも、今回はとにかく急な申し込みに対応してくださっただけでもありがたい。

実質4日間、楽しもう、という気分でした。

何しろ、20歳から実現したかった留学ですから!

元旦から夢を叶えられただけでも嬉しい。

 

実際のところ、このJ先生はとても良かった!

 

22歳だそうですが、日本の22歳よりも大人っぽいかも。

 

例文の英語も多岐にわたるので、大学で何を学んだのか聞いたところ、教育学で、高校の教師の免許を持っているとのこと。

全方向に物知りなわけですね。

 

初日に先生からとにかく短いけれど、どうしますか?と聞かれて

「時制が苦手だからそこに絞ってください。」とお伝えしました。

そんなわけで、4日のうち3日は時制の特訓をすることに。

教科書代も結構高額で取られていましたが、教科書は1レッスン使用したままでした。

 

しかし流石に大人でも小さなへやに缶詰は辛い。

だから、コミュニケーションレッスンではありませんが、カフェに移動したり、街を歩いてセブ島について話を聞いたりしました。

 

また、フィリピンも母国語が英語ではないので、独特の教え方があるようで、英語で英語の文法を習うのは正しい感じ。

日本語よりも世界観として分かってくるような感覚でした。

 

言葉やルールのコンテクストを理解したいと思うあまり、もともと理屈っぽいのにさらに理屈っぽい頭の使い方に。

 

先生からは

「What if」が多すぎるよ!という助言。

覚えちゃうべき部分はただルールとして覚えちゃった方が早いよってことなんです。

 

面白かったのは、私が身につけた英語にはイギリス英語とアメリカ英語が混在してますが、フィリピンの英語も必ずしもアメリカ英語のみではないらしいところ。ちょっと詳細を忘れちゃいましたが。

 

その話になったのは、前置詞prepositionの話の時に、私がunderneathという単語を使った時。あまり使わないらしい。beneathとの使い分けについて諸説あるけど、と言いながら図説してくれました。

 

他にも、私が筆記体を使用するのも面白かったようです。今は、米国でもあまり使用しないというし。

 

そして、最後まで苦手だったのがやっぱり現在完了と過去形の使い分けの中でも

はっきりした時間と、漠然とした時間で使い分けるやつです。

 

I have finished my project in the last year.

I finished my project last year.

 

これ。

自分で話していると、漠然と使い分けてるのに、文法として習うと分からなくなってしまう。

これが、正しい単語を入れるタイプの埋め込み型のテストをやると、すぐに間違えてしまう。

きっと中学レベルなんだけど。

 

でも、先生が本当に一生懸命だったので、ようやく分かってきました。

 

これ、たとえば海外ドラマの例えば、エレメンタリーみたいに死人がやたら出てくるものを見ていると、生きてると思っていた人が死んでいた会話になっていたりするのは耳ざとく聞いたりするのに。

一連の物語の流れで出てくるのと、切り出した文章とで理解が違ってしまうんですね。

 

それが文法力の差なんでしょうね。頑張るぞ!

 

J先生とは、2回ほど近所のBo's copffeeに移動し、お茶をしながら様々なディスカッションをしたのですが、それもとても面白かったです。

 

また次回に。

 

※一応、教科書をいただきました。一冊ごとにactivation cordがついていて、オンラインで勉強できるようになっています。

なかなか良いかも!