去年の来日公演も3連続で行ったくらいU2は好きです。U2の凄さっていろいろありますけどやっぱりライブバンドなんだな~と思います。レコードで聞くよりライブの迫力は圧倒的です。

上の写真にあるのが「アクトンベイビー」という作品で私の中ではU2の最高傑作だと思います。と言うよりも90年代のロックアルバムの中でもベスト1かな。一般的には「ヨシュアトゥリー」がU2の代表作みたいに言われてますけど、私はこっちのほうが好きです。本当に捨て曲が一曲も無いし、曲順も最高!

最初にU2を見たのが「魂の叫び」というドキュメンタリー映画でした、ガキだった私はかなり衝撃を受けました。でも「魂の叫び」のあとに「アクトンベイビー」が出てさらにぶっ飛びました。音楽性もスタイルもヴィジュアルも180°変わってて、同じバンドが出す音とは思えなかったです。

この頃からボノの歌い方も微妙に変化してて、ファルセットなんかを使うようになってましたね。U2はこの作品を契機に「ポップ」と言うアルバムまでデジタルミュージックを取り入れた作品を作るんですけど、日本では評価が低いですね。私も「ポップ」はちょっとなじめなかったですけど今聞くとかなりいい作品です。

そのあとの2枚のアルバムでU2はさらに評価を高めました。80年代から現在までビッグバンドであり続ける奇跡のバンドです。しかもストーンズなんかと違ってレコードは最盛期よりも売れ続けていますし、ライブはスタジアム級の会場をソールドアウトさせる集客力があります。

去年の来日公演では何度も泣きそうになりました。もちろん曲も素晴らしいんですけど、オーディエンスとの一体感みたいなのが凄くて。周りを見渡すと国籍も性別も年齢もバラバラな人たちがU2の曲を通じて一緒になって盛り上がってるってのは感動しました。芸能人のかたもたくさん来てて私が見ただけで、ヤクルトの古田、こぶ平、建築家の安藤忠雄とか来てました。それにしても本当に凄いライブだったな。私の人生の中でも最高のライブの一本です。