AYABIEのワンマンライブを見に、高田馬場AREAに行ってきました。

【SPSP-SpringSpecial- 2011.4.3 高田馬場AREA】
1..Hi-Fi
2.絶対的理想と圧倒的現実(未発表)
3.善悪の彼岸
4.スモーク・スマイル・キーパー
5.temptation
6.0010101.0
7.雪降る夜、君想う
8.彼方、繋がる空へ
9.冷たい手
10.蜃気楼
11.ピエロ
12..5(未発表)
13.メリーゴーランド(未発表)
14.STAR PLAYER
EN1.Melody
EN2.パレード
ヴィジュアル系の聖地のひとつでもある高田馬場AREA。名前だけは知ってたんですけど上陸するのは今回が初。中に入って行くと、ロビーなどに元映画館だった面影の残る造りの建物の壁に、新旧そうそうたるバンドの貴重なサイン入りポスターが貼ってあって。スタート前から否応にもテンション上がります(笑)
ライブは上記のように、現AYABIEで持ってる曲はすべて出し尽くす形式で。ワンマンで見るのは初めてだったんですけど、思い出すのは前回AXでイベントを見たときに夢人がMCで「楽しいなぁ~今日」ってつぶやいて。それが「いつもは楽しくない」みたいにも聞こえる言い方だったから、ファンの子から「エーッ?」っていうブーイングが飛んだんですね。
そのときに夢人が、「バカ、あの家で毎日パソコンばっかりやってた日々に比べたらどれだけ楽しいことか!」って返したんですけど(笑)。ワンマンで長い時間彼のMCを聞いてると、その“キモヲタ出身”の心の弱さだったり闇の部分がビンビン感じられて。なんか自分と似てるなって、すげえシンパシーを感じた。
AYABIE「Virgin Snow Color -2nd season-」
「ヴィジュアル系バンド、AYABIEです!」って自己紹介するところからしておかしいんですけど(笑)、夢人のMCを聞いてるとたしかに、「ヴィジュアル系にあこがれてる四日市出身の田舎もん」っていう表現が一番しっくりくる。何気なく言った言葉がヴィジュアル系っぽかったら「あっ、今のヴィジュアル系っぽくない?」とか言ったりして。
ほかにも、「最近の対バンで研究した、ヴィジュアル系バンドの告知のしかた」を試しにやってみたり、「ここでこういう風にアオって曲に入るとヴィジュアル系っぽいと思うから1回やってみていい?」って言ったり、終始「ヴィジュアル系バンドってこういう感じでしょ?」っていうスタンス(笑)でライブが進行していって。
そんな中で、夢人の思いが最もストレートに出てたのが、中盤バラードで一度しっとりしたときに言った「なんかカッコイイこと言おうと思ったけど、思いつかないので普通のこと言います」って言葉だったと思う。彼らって結局、作り込み、飾り立てた自分で「カッコイイ」って言われることには何の意味も感じてなくて。
AYABIE「Melody」
ありのまま、偽りのない自分たちを見せて、それでも…と言うか、それ“が”「好きだ」って言ってくれる人の言葉にこそ意味がある。そんな思いが4人の音楽活動の根底にあるのを感じて。それが俺の思想と言うか人生観みたいなものにすごく共通する部分があったから、引っ張られるようにして今日のワンマンにも来た。
もちろんほかのメンバーも想いは夢人と一緒で、全然自分を“盛った”りしない。素のままでステージに立ってるから、クロストーク始まっちゃうと普通にファミレスで話してるみたいな感じになっちゃう(笑)。最もイケメンなドラムのKENZOのことを、夢人がうらやましがるくだりなんかも好きだ。
結局それが「冗談で言える」ってことが重要で。自分以外の人見て「イケメンだな、うらやましいな、どうして同じ人間なのにこんなに違うんだろう」って思ったとして、それを心の中でグツグツグツグツ煮込んで卑屈になってくよりも、「イケメンだなオマエ! 何だよこの差!w」って言えることが大事。
V.A.「美男<イケメン>ですね-日本版オリジナルサウンドトラックCD」<イケメン>ですね-日本版オリジナルサウンドトラックCD
自分があこがれてるものを持ってる人に対して「うらやましいな」って思うことは人間いくつになってもあるものだと思うけど、そう思ったって持ってないもんはしょうがないわって、心のどっかで折り合いをつけて、人って大人になってくもので。たぶん夢人も、思春期のころには人一倍そういう人をうらやむ気持ちだったり、自分への自信のなさが強かったんだと思うな。
そこを乗り越えて、ああやって人に対して「いいなー」って言えることは、彼がそれを乗り越えた証拠でもあるし、もしかしたらわざと積極的に口に出して「うらやましい」って言うことで、ウジウジ悩んで抱え込んで心がダークサイドに落ちて行くのを防ぐための、身に付けたひとつのテクなのかもしれない。
俺も結構思春期長くてと言うか根深くて、かっこ悪いところを人に見せたり、「うらやましい」って口に出して言うことがなかなかできなかったんですけど…。モテるために頑張ったときでなく、モテる努力をやめたときの自分を「好き」って言ってくれる人の存在で、その殻を抜け出せた感じがあって。今の夢人にも、同じものを感じるんですよね。
谷村新司「夢人~ユメジン~」
ライブのこと何も書かなかったですけど(笑)、2曲目のタオル曲で夢人がAYABIEタオルを持ってくるのを忘れてテンパったり、インテツが夢人の無茶ぶりで今まで聞いたことのない低い声で「アーメン!」って絶叫したり、夢人とKENZOがステージ上でキスしたり(笑)、ほんっと自由に、何ら作り込むこともなく2時間やった感じで。
曲調も俺の大好きなダンスロック路線のナンバーばっかりでお御馳走だらけだったし、告知コーナーでは、4人も出演する映画『縁 -enishi-』のサントラ(5月リリース)の内容もチラ出しされ。AYABIEの新曲2曲のほかに、出演者の浪川大輔さんや鈴木拡樹君に、メンバーが1曲ずつ曲提供をしたキャラソン的なものが入るとのこと。
特に鈴木拡樹君。楽しみ! 『風魔の小次郎』『ここはグリーンウッド』のサントラの浅倉大介曲、『戦国鍋TV』の信長と蘭丸曲に続くCD化作品になるのかな。曲は夢人が担当するらしく、大好きな仮面ライダーに曲を書けたってことで本当に喜んでてて。両方のファンとして、リリースが本当に楽しみです!


【SPSP-SpringSpecial- 2011.4.3 高田馬場AREA】
1..Hi-Fi
2.絶対的理想と圧倒的現実(未発表)
3.善悪の彼岸
4.スモーク・スマイル・キーパー
5.temptation
6.0010101.0
7.雪降る夜、君想う
8.彼方、繋がる空へ
9.冷たい手
10.蜃気楼
11.ピエロ
12..5(未発表)
13.メリーゴーランド(未発表)
14.STAR PLAYER
EN1.Melody
EN2.パレード
ヴィジュアル系の聖地のひとつでもある高田馬場AREA。名前だけは知ってたんですけど上陸するのは今回が初。中に入って行くと、ロビーなどに元映画館だった面影の残る造りの建物の壁に、新旧そうそうたるバンドの貴重なサイン入りポスターが貼ってあって。スタート前から否応にもテンション上がります(笑)
ライブは上記のように、現AYABIEで持ってる曲はすべて出し尽くす形式で。ワンマンで見るのは初めてだったんですけど、思い出すのは前回AXでイベントを見たときに夢人がMCで「楽しいなぁ~今日」ってつぶやいて。それが「いつもは楽しくない」みたいにも聞こえる言い方だったから、ファンの子から「エーッ?」っていうブーイングが飛んだんですね。
そのときに夢人が、「バカ、あの家で毎日パソコンばっかりやってた日々に比べたらどれだけ楽しいことか!」って返したんですけど(笑)。ワンマンで長い時間彼のMCを聞いてると、その“キモヲタ出身”の心の弱さだったり闇の部分がビンビン感じられて。なんか自分と似てるなって、すげえシンパシーを感じた。
AYABIE「Virgin Snow Color -2nd season-」
「ヴィジュアル系バンド、AYABIEです!」って自己紹介するところからしておかしいんですけど(笑)、夢人のMCを聞いてるとたしかに、「ヴィジュアル系にあこがれてる四日市出身の田舎もん」っていう表現が一番しっくりくる。何気なく言った言葉がヴィジュアル系っぽかったら「あっ、今のヴィジュアル系っぽくない?」とか言ったりして。
ほかにも、「最近の対バンで研究した、ヴィジュアル系バンドの告知のしかた」を試しにやってみたり、「ここでこういう風にアオって曲に入るとヴィジュアル系っぽいと思うから1回やってみていい?」って言ったり、終始「ヴィジュアル系バンドってこういう感じでしょ?」っていうスタンス(笑)でライブが進行していって。
そんな中で、夢人の思いが最もストレートに出てたのが、中盤バラードで一度しっとりしたときに言った「なんかカッコイイこと言おうと思ったけど、思いつかないので普通のこと言います」って言葉だったと思う。彼らって結局、作り込み、飾り立てた自分で「カッコイイ」って言われることには何の意味も感じてなくて。
AYABIE「Melody」
ありのまま、偽りのない自分たちを見せて、それでも…と言うか、それ“が”「好きだ」って言ってくれる人の言葉にこそ意味がある。そんな思いが4人の音楽活動の根底にあるのを感じて。それが俺の思想と言うか人生観みたいなものにすごく共通する部分があったから、引っ張られるようにして今日のワンマンにも来た。
もちろんほかのメンバーも想いは夢人と一緒で、全然自分を“盛った”りしない。素のままでステージに立ってるから、クロストーク始まっちゃうと普通にファミレスで話してるみたいな感じになっちゃう(笑)。最もイケメンなドラムのKENZOのことを、夢人がうらやましがるくだりなんかも好きだ。
結局それが「冗談で言える」ってことが重要で。自分以外の人見て「イケメンだな、うらやましいな、どうして同じ人間なのにこんなに違うんだろう」って思ったとして、それを心の中でグツグツグツグツ煮込んで卑屈になってくよりも、「イケメンだなオマエ! 何だよこの差!w」って言えることが大事。
V.A.「美男<イケメン>ですね-日本版オリジナルサウンドトラックCD」<イケメン>ですね-日本版オリジナルサウンドトラックCD
自分があこがれてるものを持ってる人に対して「うらやましいな」って思うことは人間いくつになってもあるものだと思うけど、そう思ったって持ってないもんはしょうがないわって、心のどっかで折り合いをつけて、人って大人になってくもので。たぶん夢人も、思春期のころには人一倍そういう人をうらやむ気持ちだったり、自分への自信のなさが強かったんだと思うな。
そこを乗り越えて、ああやって人に対して「いいなー」って言えることは、彼がそれを乗り越えた証拠でもあるし、もしかしたらわざと積極的に口に出して「うらやましい」って言うことで、ウジウジ悩んで抱え込んで心がダークサイドに落ちて行くのを防ぐための、身に付けたひとつのテクなのかもしれない。
俺も結構思春期長くてと言うか根深くて、かっこ悪いところを人に見せたり、「うらやましい」って口に出して言うことがなかなかできなかったんですけど…。モテるために頑張ったときでなく、モテる努力をやめたときの自分を「好き」って言ってくれる人の存在で、その殻を抜け出せた感じがあって。今の夢人にも、同じものを感じるんですよね。
谷村新司「夢人~ユメジン~」
ライブのこと何も書かなかったですけど(笑)、2曲目のタオル曲で夢人がAYABIEタオルを持ってくるのを忘れてテンパったり、インテツが夢人の無茶ぶりで今まで聞いたことのない低い声で「アーメン!」って絶叫したり、夢人とKENZOがステージ上でキスしたり(笑)、ほんっと自由に、何ら作り込むこともなく2時間やった感じで。
曲調も俺の大好きなダンスロック路線のナンバーばっかりでお御馳走だらけだったし、告知コーナーでは、4人も出演する映画『縁 -enishi-』のサントラ(5月リリース)の内容もチラ出しされ。AYABIEの新曲2曲のほかに、出演者の浪川大輔さんや鈴木拡樹君に、メンバーが1曲ずつ曲提供をしたキャラソン的なものが入るとのこと。
特に鈴木拡樹君。楽しみ! 『風魔の小次郎』『ここはグリーンウッド』のサントラの浅倉大介曲、『戦国鍋TV』の信長と蘭丸曲に続くCD化作品になるのかな。曲は夢人が担当するらしく、大好きな仮面ライダーに曲を書けたってことで本当に喜んでてて。両方のファンとして、リリースが本当に楽しみです!
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