ピックアップ審査から一時間ほどした正午過ぎ(12時半頃だったかな、予定より30分ほど進行が遅れていました)に比較審査が始まりました。緊張感はありましたが、ここで順位が決まり決勝でひっくり返ることはまずないので全力を尽くすつもりでした。

 食べ物といえば、会場に着いて控室への入室を待つ間にすあまを一つ。ピックアップ審査の前にサツマイモ少々とカステラ一枚くらい。比較審査の前はアミノバイタルゼリー。体の状態は家を出る頃から変化はありませんでした。

 比較審査は11人全員がリラックスポーズと規定の7ポーズを取ります。その後数人ずつ呼ばれて比較されますが、最初に上位の選手が呼ばれるので、このファーストコールに呼ばれないと上位進出はありません。

 ファーストコールは5人呼ばれましたが、ゼッケン番号の若い順でした。僕より後の番号の人が一人いたのに、端に行くように言われたので5位以内だけれど表彰台は無理なのかな、と思いました。(昨日西本さんにその話をしたら1位の選手を基準とするため端に立たせるとのことでした。)規定ポーズは特に苦手なポーズはなくなっていた筈なのに、普段は迷わないフロント・ラット・スプレッドが崩れてしまい焦りました。
 
 この後一人入れ替えてもう一度規定7ポーズ。さらにもう一人入れ替えて規定7ポーズ。三回連続でやるとさすがに疲れました。ポージング練習の時にほとんど汗をかきませんが、強い照明を浴びていることもありかなり汗が。体中に力を入れているのであちこちが攣りそうでした。

 これが終わると午後四時過ぎに開始のフリーポーズまで出番がありません。長い長い待機時間です。昼飯代わりにサツマイモ一個、カステラ一枚、小型のういろうなどを時間を置いて少しずつ食べました。塩分が不足した感じの時に備えてハッピーターンの小袋を持って行きましたがこれも食べました。水分も控えず喉が渇いたら飲んでいました。

 どちらかというと暑がりで、エアコンを付けていても薄着でいますが、会場は冷房が効いていて半袖だと肌寒いので長袖シャツを着ていました。

 時々廊下に出てフリーポーズのおさらい。曲は掛けずにやりました。その頃通りかかった女性の大会役員に『肌の質感が凄い』と言われ、これがバリバリの状態なのかと思いました。

 比較審査の前だったと思いますが、決勝フリーポーズのCDの提出について音響の係の方と話をしたら、僕の出場するカテゴリーの中で体は断トツだと言って貰えたので順位のこともほとんど気になりませんでした。
〈続く〉