台風が通過するまで雨が続きそうです。久々にバスで行かねば。
中野に行く用事もなかったので、今までこの路線を使ったのは
哲学堂公園や新井薬師に花見に行った時くらい。度々乗ること
になるとは思っていませんでした。
このバス路線沿いには猫に関わるお寺があります。
都営地下鉄大江戸線の落合南長崎駅そばの真言宗西光山・無量
寺・自性院。猫地蔵が祀られていて、新青梅街道に面した裏門
には大きな招き猫が鎮座しています。

お寺の縁起によると
「道灌招き猫」
文明9年(1477)の頃、当所の豊嶋城(練馬城)主豊嶋佐ヱ門
尉と太田道灌とが合戦した有名な江古田ヶ原の戦いの折、日暮
れて、道に迷った道灌の前に1匹の黒猫があらわれて、道灌を
当院に案内した、そこで道灌は一夜を明かしたため危難を免れ
大勝利を得た。これひとえにこの猫のおかげと感謝して、この
猫を大切に養い、死後丁重に葬った上1体の地蔵尊を造って盛
大な供養をして、この地蔵尊を奉納した。これが猫地蔵尊の最
初の縁起。
「猫面地蔵尊の由来」
その後数百年を経て、徳川の中期、明和4年(1767)豪商の娘
で結婚後貞女の誉れの高かった女性の冥福を祈り、一体の猫面
地蔵尊を石にきざんで造り、猫に因縁深い地蔵尊を祀っている
自性院を訪ね、法要を営み御像を納めたそうです。
この地蔵尊が秘仏の猫面地蔵尊で俗に猫地蔵と呼ばれています。
猫地蔵尊秘仏の開帳は毎年二月の節分の日だけです。節分会に
は、七福神や猫の着ぐるみを着た子供の行列があり、その後豆
まきが催されます。見に行ったのは3年前。普段は閑散として
いますが、節分会は大賑わい。節分会では招き猫も売っていま
す。

七福神の行列

ご開帳

節分会のポスター